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気まぐれ仔猫Ⅱ・18
「海里、早く元気になって、また学校で会おうね♪♪」目を覚ました私のベッドの枕元に、可愛いラッピングに包まれたクッキーが置かれていた。
それに添えられていたメッセージカードの文字に、見覚えがあった。
「え、うっそ、まさか・・桂・・・ちゃん・・・・・・・・・・?!」
「それだけじゃねえぞ、笠原ってえのと、塚本ってえのも一緒に来たぞ。」
私が枕元にあったそれを手に驚いていると、その後ろから、りゅうちゃんの声が響いてきた。
気まぐれ仔猫Ⅱ・17
・・・・・・・・・笠原が、携帯の向こうから私の名前を口にしたところまでは覚えている。椿・・・・・・・・
って、彼が私の名を呼んできた。
私はそれに何とかして返事を返そうとしたのだけれど、声が出なかった。
で、なんでだかは分からないのだけれど、笠原の声を聞いたと同時に、それまで無理矢理にっ・・ていうか、自分でも無意識のうちに押し込めていた沢山の思いがあったみたいで、それらが一気に私の頭の中で爆発しちゃったみたいだった。
で、グルグルって感じに急に物凄い眩暈に襲われて、で・・・・・・・・・・
年下の彼23
「奈々深、これ。」社員専用の駐車スペースに停まっている彼の車に乗り込んで、シートベルトをお互いに絞め終えたとき、彼が私に向って声をかけてきた。
「なに?!」
「手、出して。」
「うん・・・・・・・・?!」
首を捻りながら彼に向ってその手を差し出すと、その手をぐいって下げられた。
気まぐれ仔猫Ⅱ・16
携帯の向こうから聞こえてきたその声は、物凄く焦っているみたいだった。「海里、あんた、今、どこにいるの??塚本の奴が「笠原が真っ青な顔して椿を探してる」って言ってうちにまで乗り込んできてるんだけど・・・
あんた、今、なにしてるの??」
それは、友達からのTEL。
いつもより♪♪
「ちょっ・・・あっ・・・・・ん、んんっ、あ・・・・・・・・・だ、だめ・・・・・」奴の手が、私の太腿を抱え込むようにして自分の体の方へと引き寄せると、自然と私の体も引っ張られて、ちょっと腰砕けのような、おかしな格好に・・・
奴はその手で持ち上げられ、開かれたような状態になっている私の足のその間に自分の体を割り込ませてくると、そのまま自分の体で私の体を押し上げるようにすると、バランスの崩れかかっていた私の体の状態を安定化させてきた。