カテゴリ:深紅 の記事一覧
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深紅1
「・・・・・・・・・・・・・・・。」そいつと、目が合った。
所謂、三白眼と言われるその目付き。
そして、細い眉。
なんで、その眉の色までもが髪の色と一緒なのだろう?!
思わず、首を傾げてしまう。
そんな彼が、その長めの前髪を留めている「深紅」の細いカチューシャ。
細く、柔らかなその髪の色は、何故か淡い朱色に近く、部分的にオレンジ色が混ざり合っている部分がある。
それと眉の色がお揃い、って凄い・・・・・・・・よね??
深紅2
「それ・・・・・・・・・・それって・・あれ??」実際、それの現物を見るのは初めてだった。
目の前に差し出されたカラフルな色合いのそれを、智成が私に手渡してきた。
私は受け取ったそれを自分の手の中に置きながら、ちょっと興奮したような感じで思わずマジマジと見てしまう。
これの中に、あれが入っているんだ。
意外と薄くて軽いそれを手に、私はそんなことに対して妙に感心とかしちゃったりして・・・・・・・・