カテゴリ:気まぐれ仔猫 の記事一覧
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気まぐれ仔猫1
朝の通勤ラッシュ。乗り込んでいるのは、大人だけじゃない。
私達、女子高生だって乗っている。
その背後から、生暖かい、嫌な感触が伝わってくる。
なんでこういうのが後を絶たないのか、ブッチリ切れた私は、その腕を掴みあげてやろうと思い、身をよじった。
と・・・・・
気まぐれ仔猫2
痴漢によって、直接刺激されてしまったその部分が、未だにその時の名残を残している。気まぐれ仔猫3
笠原の言葉に、私は頷いた。何も言わない私の顔は、それと分かるほどに、火照りを増していた。
恥ずかしさからなのか、頬だけでなく、全身を熱い感覚が占領していく。
どのくらい、時間が過ぎたのか、本当はほんの少しの間だったのだろうけれど、私にとっては、とても長い時間に思えた。
そして、それまで驚きで固まり、何も言えずに居た笠原が、それまでよりも私の体に寄ってくると、こんなことを耳打ちしてきた。
気まぐれ仔猫4
甘い、吐息が漏れた。甘い吐息。
なんて、本当にそれがそうなのか、私にはハッキリとは分からないけれど、多分、これがそれなんじゃないのかな?!
そう、思った。
気まぐれ仔猫5
「うん。」そう応える私に彼は言葉を続けた。
「もう少し、強くしてもいい?」