カテゴリ:年下の彼 の記事一覧
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年下の彼1
生まれてはじめて、ナンパというものをされてしまった。私、楠木 奈々深。
23歳。
彼氏いない歴。
23年。
年下の彼2
なんで、年下?!しかも、ナンパとかされちゃったりして・・・・・・・・・・
私、ひょっとしてからかわれてる?!
でも、なんか、違うみたい。
人生初のナンパが、年下からだなんて、彼氏いない歴=実年齢の私には、いくらなんでもハードルが高すぎる。
しかも、しかもしかもしかも・・・・・・・・・・・!!!
なんで、こんな・・・結構、可愛い、と、いうか、なんと言うか、正直言って彼、雰囲気的にも、見た目的にも、私からしたらランク上位の好みのタイプ・・・・・・・・・なんだけど。
なんていうのかなあ、ズルズルと引き込まれるというか・・・・そんな感じ。
例え、変???
まさか、こんなに好みバッチリの可愛い年下の男の子にナンパされちゃうなんて、思いも寄らなかったよ。
年下の彼3
それは、偶然だった。その日、私は仕事の関係で書類を取引先にまで送り届け終えた後で、そのまま直接帰宅を許されていた。
そういった経緯もあって、私は近くのコーヒーショップのカウンター席に座り、ノンビリとした時間を過ごしていた。
「奈々深ちゃん。」
聞きなれた声に名前を呼ばれて、私の座っている隣の開いていた席に誰かが腰を降ろしたみたいだった。
そして、声のした方を見てみてみると、制服を着た悠一くんが私に向かって笑いかけてくれていた。
年下の彼4
「あ、あの・・・・・」制服姿の彼と歩き出して間も無く、そのプレッシャー(?!)に耐え兼ねて、思わずその不安を言葉にすることしか思い浮かばなかった私は、思い切って彼に話し掛けてみた。
「なに?!」
私の言葉に、彼がコチラを見下ろしながら聞いてくる。
「私、制服着ている悠一くんと歩いていて、不釣合い・・・・・・・っていうか、可笑しかったりとかしていない、かな??」
「何?!そんなこと気にしてるの?大丈夫だよ。」
なんて言って、彼は全くそんな事なんか気に掛けることなく人込みの中を手を繋いだまま、突き進んでいた。
年下の彼5
触れ合っていた唇が、静かに離された。軽く重ね合わされたそれがゆっくりと離れたその時、私はなんだかとろんとした表情をしていたような気がする。