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カテゴリ:月灯り の記事一覧

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月灯り1

月が、綺麗だった。


間借りしている部屋の窓から射し込む月灯り。

それが、とっても綺麗で・・・


私は備え付けのクローゼットの中から薄手のワンピースを出してそれを身にまとうと中二階のゆとりスペースを通り過ぎ、大広間の片隅に降り立った。


月灯り2

「いやっ、やめて!!」


生地の上から伝わってくる生温かい奇妙な感触が嫌で、私は両手を使って、思い切り良く匠にいちゃんの両肩を押した。

けれど、匠にいちゃんの口がそこから離れることはなくて・・・・・・・・・


「っふ・・・・・・・・・・・」

って、感じの笑いというのかな?!匠にいちゃんの口元から嘲笑のようなものが漏れた。


月灯り3

私のそこを弄ぶ指が動く度に、それまで一度も味わったことのない感覚が走り、だんだんと足の力が抜けてきて、気がついたら、匠にいちゃんの両肩にしがみ付き、静かに喘ぎの声を漏らしていた。


ぬっち、ぬちゅっ・・・・・・・


匠にいちゃんが、その指で弄ぶ度に、私のそこからは新たな液体が精製され、どんどんと滑りを増していた。

月灯り4

「うそつき、うそつき、匠にいちゃんの、うそつき!!さっき、どっちでもいいっ・・・・・・て・・・!!」


私は、匠にいちゃんにその部分を弄ばれながら、再び叫んでいた。


「あ~・・・・・・・・・あれ?!前言撤回。楽しいわ、これ・・・止められねえ。」


月灯り5

ピクン。


不意に、匠にいちゃんが「なにか」に反応したような気がした。

気になって、私も匠にいちゃんの視線の先を追おうとして、後ろを振り返り掛けた。


けれど、その顔を、匠にいちゃんの両手が捕らえ、キスをしてきた。

私たちの背後に、誰かの気配を感じた気がした。


匠にいちゃんも、それに気が付いて反応を示したのだと思う。

だけど・・・・・・・・・・・・私はそこに居たのが『誰』なのか、確認することは出来ずにいた。


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