2008年12月 の記事一覧
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月灯り3
私のそこを弄ぶ指が動く度に、それまで一度も味わったことのない感覚が走り、だんだんと足の力が抜けてきて、気がついたら、匠にいちゃんの両肩にしがみ付き、静かに喘ぎの声を漏らしていた。ぬっち、ぬちゅっ・・・・・・・
匠にいちゃんが、その指で弄ぶ度に、私のそこからは新たな液体が精製され、どんどんと滑りを増していた。
月灯り2
「いやっ、やめて!!」生地の上から伝わってくる生温かい奇妙な感触が嫌で、私は両手を使って、思い切り良く匠にいちゃんの両肩を押した。
けれど、匠にいちゃんの口がそこから離れることはなくて・・・・・・・・・
「っふ・・・・・・・・・・・」
って、感じの笑いというのかな?!匠にいちゃんの口元から嘲笑のようなものが漏れた。
月灯り1
月が、綺麗だった。間借りしている部屋の窓から射し込む月灯り。
それが、とっても綺麗で・・・
私は備え付けのクローゼットの中から薄手のワンピースを出してそれを身にまとうと中二階のゆとりスペースを通り過ぎ、大広間の片隅に降り立った。
気まぐれ仔猫21
きつく、抱き締められた。私達は、間もなくりゅうちゃんのいう「部屋」に到着していた。
私が先に入り、玄関先で靴を脱ごうとしていると、その後ろから入ってきたりゅうちゃんが、そこの入り口の鍵をシッカリと掛けた音がしたような気がした。
気まぐれ仔猫20
戻ってきたりゅうちゃんが、驚いたようにして私を見ていた。私はその時、乱れた制服を着直し、高級感の溢れる座席の奥に腰を降ろして、彼が戻ってくるのを待っていた。
私に掛けられていた彼の上着は私なりにキチンと畳んで、車内のテーブルの上に置いておいた。
一瞬驚いたような表情を見せたりゅうちゃんだったけど、直ぐにいつもの表情に戻ると、その大きな体を車内に滑り込ませていた。
そして、外に待機していた誰かがそれを閉じると、車は再び動き出していた。
「ねえ、りゅうちゃん、ひとつだけ、確認したいことがあるんだけど・・・・・」
私は隣にゆったりと腰を降ろしたりゅうちゃんの目を真っ直ぐに見据えた。
気まぐれ仔猫19
「っ・・・・・・・・・・ふ・う~・・・・っ・・・・・・・・・・・・・!!」りゅうちゃんのあれを咥えたままの私の頭上で、彼が大きく息を吐き出したのが分かった。
ぐいっ・・・・・・・!!!!!
私の頭が、りゅうちゃんの手によって引き寄せられ、咥えていたそれが、私の口腔内の奥深くへと入り込んでくる。
私の口の中に納まっているそれは、精を放出した後でも、未だにその硬さを失ってはいなかった。
気まぐれ仔猫18
テーブルの上に身を倒したままの私の片足を、りゅうちゃんの腕が下から抱え込むようにして持ち上げる。「?!」
驚いて、目を丸くしている私に向かって、彼が笑みを浮かべた。
「スペシャル・サービスだ。」
気まぐれ仔猫17
優しい笑顔・・・・・そして、甘い囁き。私の唇が、何かを告げようと、僅かに開きかける。
りゅうちゃんは、その唇の動きを堪能するようにして顔を近づけてくると私の両頬に交互に口付けをする。
私の唇に触れるか、触れないかの位置を彼の唇が幾度か行き交う。
気まぐれ仔猫16
刺激を求め、揺り動く私の体。未だに結合を続けているその部分は、私の内から次々と溢れ出してくるタップリの愛液で満たされ、それまでよりも更に強い滑りを伴っていた。
それらの様を満足そうな表情を浮かべたりゅうちゃんが、眺めている。
暫くは、動くことなく、ゆるりゆるりと勝手に律動を繰り返す私の腰つきを眺めていた。
彼は、やがてその身を屈めると、私の腰に唇を落とし、その感触を楽しむようにして体のラインをゆっくりとなぞりながら舌先を垂らす。
気まぐれ仔猫15
「海里~・・・・・・・・・・・・お前の声、可愛いな。」言いながら、りゅうちゃんが私の唇を塞ぎにかかる。
籠の中・・・3
それまで、私の上に乗り、ガッチリと押さえ込むようにしていた薫の体が、なんの前触れも無く離れていった。自然と、重ねられていた唇も離れる。
そのことを惜しむようにして、薫の背に回すような形になっていた私の両手も滑り落ちるようにして離れた。
いつの間にか、私の両手は薫の背中を強く、抱きしめるような形になっていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
彼は、身を起こし掛けた状態で、無言のまま、視線を移していた。
気まぐれ仔猫14
声に、ならなかった。身を貫くような強い衝撃に、私は目の前の彼の服にしがみ付くのが精一杯だった。
「おいおい、皺にはするなよ♪♪」
ひとり言でも呟くかのように言葉を吐き捨てた彼が、再びその身を少し離した。
籠の中・・・2
鋭く、射竦めるような強い視線を浴びせかけられた。籠の中・・・1
可愛い。思わず、呟いてしまった。
細く、しなやかな黒髪。
大きな黒い瞳。
そして、私とそんなに変わらない彼の身長。
気まぐれ仔猫13
・・・・・・・・・・・・っ!!!過去の忌まわしい出来事。
そして、突然目の前に現れた新たな男。
様々な出来事が、私の中で激しくぶつかり合っては交互に絡み合い、消えていく。
私は、どのくらいの間、そうしていたのだろう?!
気まぐれ仔猫12
眩暈が、した。
あの時のことを思い出すと・・・・・・・・・・
だけど・・・・・
気まぐれ仔猫11
不意に、背後から、名前を呼ばれた。でも、その声に覚えは無くて、からかうような、嘲るような、嫌な声。
だけど、私は、名前を呼ばれた事によって、反射的に声のした方向へと振り返ってしまった。
そこに居たのは、見知らぬ男たち。
気まぐれ仔猫10
「うん。」そう返事する私に、りゅうちゃんはこんなことを聞いてきた。
「お前、背、伸びた・・よな・・・??何センチになった?!」
りゅうちゃんは、倒れ掛かっていた私の体を、その大きな腕でこともなく、起こすと、自分の身にもたれ掛からせるようにして引き寄せてきた。
「164。」
私はりゅうちゃんの胸の温かさに酔うような心地で、簡潔に答えた。
「そうか。」
私の頭上で、りゅうちゃんの低い声が静かに響いた。
気まぐれ仔猫9
今頃・・・・・・・笠原は、あの女の子とやっているんだろうなあ~・・・・・・・・・・・・流れる景色を眺めながら、私はぼお~・・・・・っとそんなことを考えていた。
私も、笠原と、したかった・・・けど、今、あいつは別の女と一緒に居る。
誰も居ない無人の駅、そこに降りるふたりの人影には気付いたのだけれど、嬉しそうにして笠原に寄り添う彼女と、それをさっきみたいに煩わしそうにすることもなく、受け入れている笠原。
そんなに、彼女にお口でしてもらったの、良かった?!
あ~・・・・・・・仕上げは確か、扱いてもらっていたんだっけ。
そして、その先端から飛び出したものの全てを飲み干した彼女。
ふたりは、間もなく到着した無人の駅のホームに降りていた。
気まぐれ仔猫8
電車は既に走り出していた。無人のプラットホーム。
あるのは、くたびれた看板と、木製の長座椅子。
気まぐれ仔猫7
ジィ~・・・・・・・・・鈍い金属音が辺りに響いたとき、周囲に居た僅かな大人たちの表情が一瞬強張った。背中を向けていても、分かる。
その音は・・・・・
気まぐれ仔猫6
新たに動き出した車内のトイレで、私は、滑りを帯びたそこをティッシュで拭き取り、湿りの余韻を残したままのショーツをシッカリと履きなおした。揺れる車内の向こうから聞こえてくるざわめきが、先ほどとは違って、幾人もの人々が車内にいるということを、知らせてくれていた。
身なりを整え直した私は、トイレを後にし、笠原のところへと向かった。
気まぐれ仔猫5
「うん。」そう応える私に彼は言葉を続けた。
「もう少し、強くしてもいい?」
気まぐれ仔猫4
甘い、吐息が漏れた。甘い吐息。
なんて、本当にそれがそうなのか、私にはハッキリとは分からないけれど、多分、これがそれなんじゃないのかな?!
そう、思った。
気まぐれ仔猫3
笠原の言葉に、私は頷いた。何も言わない私の顔は、それと分かるほどに、火照りを増していた。
恥ずかしさからなのか、頬だけでなく、全身を熱い感覚が占領していく。
どのくらい、時間が過ぎたのか、本当はほんの少しの間だったのだろうけれど、私にとっては、とても長い時間に思えた。
そして、それまで驚きで固まり、何も言えずに居た笠原が、それまでよりも私の体に寄ってくると、こんなことを耳打ちしてきた。
気まぐれ仔猫2
痴漢によって、直接刺激されてしまったその部分が、未だにその時の名残を残している。気まぐれ仔猫1
朝の通勤ラッシュ。乗り込んでいるのは、大人だけじゃない。
私達、女子高生だって乗っている。
その背後から、生暖かい、嫌な感触が伝わってくる。
なんでこういうのが後を絶たないのか、ブッチリ切れた私は、その腕を掴みあげてやろうと思い、身をよじった。
と・・・・・