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気まぐれ子猫31

少しだけ身を起こして、彼が自分の開き加減のシャツの襟元に指を滑らせ、ある位置を指差した。


「?!」


私は、その意味が分からずに、目を丸くしながら首を捻った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

すると、そこを示していた指先が、今度は私の胸元へと伸びてくる。


「どうしたの??何?!」


りゅうちゃんの一連の行動の意味が捉えきれずに、私が疑問の言葉を投げかけると、彼は私の肌にその指先で触れてきた。


そこには、りゅうちゃんが車内で私の体に残した、赤い痕跡がある。


「揃いに・・・・・・・・してみるか?」


りゅうちゃんがイタズラな笑みを浮かべた。

「えっ?!・・・・・・・・・・・・・って、いい・・・の?」

私はちょっと驚いて、りゅうちゃんに改めて聞き返した。

「あ~、構わねえよ。」

言いながら、りゅうちゃんがシャツの胸元をグイッ、って先程よりも大きく広げると、私の方にその身を寄せてきた。


・・・・・・・・・・・・・・。


私は、恐る恐るその部分に視線を投げかける。


ほんとうに、良いの?!


言葉にはならなかったけれど、視線でもう一度、訴えると、りゅうちゃんは「早く」と急かすようにして私の唇に身を委ねてきた。

その体はりゅうちゃん自身が自分の手で支えているので、私にズシリと重みが掛かってくることはない。


「・・・・・・・・・・・・・・・・。」


私は、少しの間を置いてから、呼吸を整え直すと目の前のりゅうちゃんの皮膚にそっと唇で触れてみた。

そして、触れた唇の隙間から、彼の皮膚に強く吸い付くと、ちゅっ、って感じに小さな音が漏れる。

舌先でその部分に触れながら、唇を強く吸い付ける感覚に酔い痴れている自分がいた。


りゅうちゃんは私のもの・・・・・・・・・・・


なんて、大きなことは言えないけれど、なんだか少しだけ、彼との距離が縮んだような気がして、嬉しかった。

その部分から唇を離すと、うっすらとそこには私の残した赤い痕跡が見て取れる。

それを確認したりゅうちゃんが満足そうにして笑みを漏らすと、今度は襟元を大きく開いた。


私は、さっきりゅうちゃんがつけたと思われる位置に、同じようにして赤い痕跡を残した。


「出来たじゃねえか。」


言いながら、りゅうちゃんが『ご褒美』とばかりに、ぎゅっ・・・・・・・・・・って、思い切り良く私を抱き締めてくれた。

抱き締めながら、唇を重ね、重ねながら、りゅうちゃんの両手が、私の両手を捉える。


指の一本一本に互いの指を絡ませ合い、深くキスを続ける。

続けながら、私の両足の間にりゅうちゃんが自分の体をさっきよりも深く、割り込ませてきて、そこを大きく開かせるようにする。


「海里、膝、立てな。」


言われるがままに、黙って両方の膝を立てる。

その間、りゅうちゃんの唇がゆるゆると私の体をなぞっていた。


「あ・・・・ん・・・・・・・・・・・・」


唇の感触に、小さく声を漏らし、体を捩る。

捩って、新たに触れる私の皮膚に、りゅうちゃんが再び唇を添える。


そういった行動を幾度か繰り返すうちに、私の呼吸だけでなくって、りゅうちゃんのそれも、共に高まりを訴えていた。


「は・・・あ、・・・・・・・・りゅうちゃん。ちゃんと・・・・・・入れて・・・・・・・・・っ!!」


先程よりも、少し抜け加減に軽く触れるようにして入っているりゅうちゃんのもの。

わたしは待ち切れなくなって、それの深い挿入を彼に求めていた。


「何を?!」


待ち侘びたかのように、りゅうちゃんが空かさず返してくる。


「ん~・・・・・・・・・・・・・・・」


私は、流石にそれの答えを躊躇し、少し、身を捩りながら言葉を濁した。


「ハッキリ、言ってみろ。」

「・・・・・・・・うん。」


でも、ちょっと沈黙・・・・・・・・・・・・・・・


「あのね、りゅうちゃんのおち○ち○を、ちゃんと、いれて欲しい・・・・・・・・・の。」

「いれれば、それでいいのか?!」


りゅうちゃん、どこまでも意地悪。


「ん~ん、いれるだじゃなくって、ちゃんと・・・・・・・・突いて欲しい。」

「どのくらい?!」

りゅうちゃんの唇が、乳房の丸みに触れた。


「あっ・・・・・・・・・!!」


私はそれまでよりも少し、大きな声を発すると、体を跳ね上がらせていた。


「思い切り良く、突いて、いい・・・・・・・・・・のか?!」

「だめ、思い切り良く、やっちゃ、だめ・・・・・・・・・・その、程々に・・・・・・・・優しく、して欲しい・・の。」


自分でも信じられないような子供染みた口調で、りゅうちゃんに訴え掛けている自分がいることに、少し驚きながらも、それをどうすることも出来ないままに、自分の想いを言葉にしていた。


「いれるのは、どこだった・・・・・・・・・かな??」


りゅうちゃん、最大のじらし。

やっぱり、言わなきゃだめ・・・・・・・・・・・なんだね。

私の唇が、それを言葉に代える為に、ゆっくりと開かれる。


「ん・・・・・・・・・・・・・私のおま○こ・・・・・・・・・・。」

「海里の・・・・おま○こか?!」

「うん。・・・・・・・・・・・・・・・・だめ?!」


熱っぽい表情で彼の瞳を捉えると、りゅうちゃんのそれも、私の瞳を見据えてきた。

「いいや。」

言いながら、またまたキス。


今度は、深く深く、そして強く。


触れ合うだけのキス・・・・・・・・だった。

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