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気まぐれ仔猫30
重く、閉じられた状態の瞼が、ゆっくりと開かれる。最初は薄ボンヤリとしていた視界。
それが、やがて鮮明に映し出されてくる。
私の両手が未だに後ろ手に組まれた状態のままであることに気がつくまで、それなりの時間が掛かった。
「・・・・・・・・・・・・・・・りゅう・・・ちゃん?!」
私は、首だけ後ろに捻って彼の名を口にした。
私の体はお尻を持ち上げた状態で腰の所で両手首を押さえ込まれ、顔は床に突っ伏したような状態になっている。
つまりは、私が意識を失った状態のままの格好で、私の中には、りゅうちゃんのそれが、ズブリと挿し込まれたまま。
りゅうちゃんはそうしながら、横を向き、火の点いたタバコを咥えていた。
「なんだ、もう気がついたのか。」
言いながら、りゅうちゃんが咥えていたタバコに指を添えると、大きく煙を吐き出していた。
「なに・・してる・・・・・・・の?!」
「ん?!一服。」
まだハッキリとしていない頭の状態のまま、りゅうちゃんに質問してみると、彼は軽く返してきた。
そして、伸びきったタバコの灰を気にしたりゅうちゃんが、少し身を捩って手を伸ばすと、そこに置かれている大きな灰皿にそれをトンッ・・・・・・・って、落とした。
ぬぷっ・・・・・・・・
りゅうちゃんが軽く身を捩っただけで、私の中に挿し込まれてるりゅうちゃんのものが、私の愛液に塗れてぬぷぬぷの状態のまま、その中を擦っていた。
「ああっ・・・・・・・・・・・」
そのちょっとの刺激に私の体は大きく反応を示していた。
短い喘ぎを漏らしながら、腰をくねらせ、少しでも伝わる感覚を和らげようとした。
「・・・・・・・・・感じるか?!」
そんな私の両手首をりゅうちゃんの手はガッチリと押さえ込んだままで、外れることはなかった。
私の体の動きが面白かったのか、りゅうちゃんはそんな私のことを見下ろしながら、ニヤニヤと嬉しそう・・と、いうか、楽しそうにして眺めている。
「りゅ・りゅうちゃん、う、動いちゃ・・・・・・・だめ。」
「あ~・・・・・・・ダメ?!」
言いながら、りゅうちゃんが残りのタバコの味をジックリと味わっている。
この時は、りゅうちゃんの体も微動だにすることがないので、私も安心していられる。
ぐいっ・・・・・・・
りゅうちゃんが、また、身を捩って、タバコの新たな灰を落とす。
そして、わじゃわしゃと灰皿にそれを押し付けて、火を消していた。
灰皿を求めて捩った瞬間、そして、タバコの火を揉み消す際に発される体の微妙な震動。
それらが、ストレートに私のそこに伝わってくる。
「はああっん、んん、ふっ・・・・・・・・あっ・・・・・・・・・・・・・」
私は後ろ手に押さえ込まれた状態で、喘ぎの声を漏らし続けていた。
「・・・・・・・面白れえな、お前は。」
言いながらりゅうちゃんが私の腰を押さえ込むと、ずんっ、ずくうっ~・・・・・・・・・・・って、強く、それを打ち付けてきた。
「はあっ、あああっ、はっ、ふううううう~・・・・・・・・・・・・・・・・ん!!!!!」
私は呻き声を上げながら自分で腰を揺すり、体を震わせていた。
もう、この段階にまできちゃうと、なんだかもう~・・・・・・・・・・・・・・・・
何が何やら・・・・・・・・・
私は、与えられる感覚に声を張り上げ、腰を揺さぶることにばかり心を奪われるようになっていた。
「随分と、その気になってきたじゃねえか。」
私の両手を離し、それを両方とも床の上につかせると、彼は私の耳元でそう囁くと、耳たぶのところを甘く、ソフトに唇の間に挟みこむと、その隙間から舌先で触れてきた。
「は、はっあん・・・・・・・・・」
耳元に掛かる感触に体を竦ませながら喘ぎを上げていると、りゅうちゃんの手が後ろから大きく回り込んできて、私の両方の乳房を手の平の中に包み込んで、力の限りに揉みしだいてきた。
りゅうちゃんの手の動きに合わせ、私の乳房がむにょむにょと形を変えながら、そこで弄ばれている。
時折、先端を転がし、摘んでは引っ張って、乳房のありとあらゆる感触を楽しみ、堪能しているようだった。
そうしながらも、耳に触れていた唇が首筋やアゴのラインを捉えるので、私はその度に、身をくねらせ、喘いでいた。
「もったいなくてな、まだ、出していねえんだ。」
「えっ?!うっそ・・・・・・・・・・」
さり気なく囁いたりゅうちゃんの言葉に、私は驚いた。
「一緒にいってみねえか、海里。」
「え、でも、分からないよ、私、また気絶しちゃうかも・・・・・・・」
「大丈夫だって、今度はお前の体に合わせてやってやるから・・な、一緒に、いこうぜ。」
そうして告げた後で、りゅうちゃんが、その唇を再び私の耳元に添えてきた。
「海里。」
私の答えを促すようにして、りゅうちゃん独特の低音が私の鼓膜を優しく刺激する。
「う・・・ん・・・・・・いい・・けど。保障は、ないよ、それでも、いい??」
「・・・・・・・・・・・・・構わんさ。」
ちゅっ。
その唇で、首筋に軽いキス。
そして、私のアゴを捉え、自分の方へと誘うと、その唇に触れてきた。
りゅうちゃんの柔らかな舌先が、少しだけ、私の唇をなぞる。
「ふ・・・・・・・・・・・・・・ん。」
甘い声を漏らし、添えた唇が離れたことを惜しむようにして、私の舌先が、それを追い求めていた。
りゅうちゃんはそれに気が付いたのか、一度離した唇を再び重ね合わせてくれ、そして深いキスを繰り返してくれた。
そうしながら、りゅうちゃんがゆっくりと私の体の向きを変える。
「・・・・・・・バックじゃなくて、いいの?!」
「お前は、こっちの方が良いんだろ??」
私の問いに、りゅうちゃんは目を細めながら答えてくれた。
その口元に、薄く笑みが零れている。
「うん。」
頷くと、私はりゅうちゃんの太い首に、自分の両手を絡ませ、抱きついていた。
長い、長い、りゅうちゃんとの行為も、徐々に終わりを告げようとしているらしいことを、私は察した。
それを、惜しむかのようにして、その逞しい首にシッカリと抱きつく。
その温もりを、私の体に少しでも良いから、出来るだけ沢山、馴染みこませておきたかった。
りゅうちゃん独特の匂いが私の鼻先を掠める。
きつくはないけど、仄かに香るこの匂い。
その匂いの素がなんというものなのか、私には分からないけれど、その匂いが私の鼻先に触れていた。
例えりゅうちゃんがその服を脱いでくれることがなくても、それでも、やっぱりりゅうちゃんと過ごすことの出来たこれまでの時間は、私にとっては、とても大切なものだった。
だから、少しでも多く、りゅうちゃんと触れ合った時のことを、自分の中に、記憶として残しておきたかった。