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月灯り12
切な気に、そして優しく。たっぷりと触れられ続けて、どうしてもそれを拒むことが出来なくなってしまった私の体。
受け入れ、触れ合っているうちに拡がってくる新たな感覚と、切ない思い。
私が今までに触れたことの無い、優しい安らぎ。
それが、とても心地良くって・・・・・
いつまでも、いつまででも、匠にいちゃんとこうして触れ合っていたい。
そう思うようになってしまっていた。
離れたく、ないよ。
私は匠にいちゃんに唇を塞がれたまま、私の体にピッタリと寄り添って体を動かしている彼の背中にシッカリと抱きついた。
塞がれ続けていたその唇が、不意に離れた。
「匠にいちゃん・・・・・・・・・・」
「ん?!」
「離れないで・・・・・・・・・・」
「ばあ~か、この状況で・・・・・・・どう、離れる・・ってんだよ。」
「うん。」
匠にいちゃんの言葉に、私は安心してその背中に廻した腕に、力を籠めながら、自分が今、匠にいちゃんに対して抱いている気持ちを添えるように、それまでよりもぎゅっ・・・・・・・って、強く抱きついた。
その時、キスはしなかったけれど、その代わりに匠にいちゃんの背中に廻した腕の全て、そして、私の体の全てで匠にいちゃんの温もりの全てを貰っちゃうような気持ちで触れながら、伝わってくる体温に喜びを感じていた。
伝わってくる匠にいちゃんの温もりの全て。
それを・・・・・・・・もっと長く、そして、沢山味わっていたい。
そう、思っていた。
そして、伝わってくる匠にいちゃんのその暖かさが、堪らない程の至福のひと時を私に与え続けてくれる。
「・・・・・・・瑠依。」
そんな私の名前を、匠にいちゃんが静かに呼んでくれる。
この瞬間も、私にとってはとっても心地が良い。
物凄い、お気に入りの瞬間になってしまっている。
もっと、そうやって何度でも、私の名前を囁くようにして優しく、呼んでね。
心の中で願いながら、匠にいちゃんの言葉に答えるようにして、私は愛しみの想いでその目を見た。
・・・・・・・・・匠にいちゃんのそれは、いつも穏やかな光を湛えている。
「俺、お前のこと、これからも、離したくない・・・・・・・・・・かも。」
「・・・・・・・・・離さなくていいよ、ずっと、私の傍に居て。私も、そうしていたいから・・・・・・・・」
背中に絡みつけている手で愛しむようにして、そこを撫でながら、答えると、匠にいちゃんは、嬉しそうにして、微笑んでくれた。
そして、ゆっくりと優しいキスをしてくれた。
キスをしている最中、匠にいちゃんはそれまで動かし続けていた体を休め、私とのキスに集中するかのようにして、それまでよりも、随分と丹念に私の唇や舌の感触を味わってくれていたような気がする。
自分の体があるなんて信じられないくらいに、体がほわんとして、蕩けて無くなってしまいそうな感覚を味わいながら、私も匠にいちゃんの唇、そして舌の動きに合わせて声を漏らしながら、そのキスを受け入れていた。
「もう、いっちゃってもいい?!」
「うん。」
耳元で静かに囁く匠にいちゃんの声に酔い痴れながら、私は空ろな表情のまま、頷いた。
心の面においては、充分すぎるほどのものを与えてもらい続けていたから、気分的にはもう、何度もいっちゃっていると思う。
でも、体はこれからやってくると思われる絶頂感を待ち侘びているみたいで、匠にいちゃんのあれが入っている私のそこが、ひくり、と動いた。
「・・・・っぷ、お前のま○こもそうしたいって、今、急に締め付けてきた。」
笑いながら告げた匠にいちゃんが、私の体を自分の中に抱え込むようにしてその胸の中に納めると、それまで抱え込んでいた私の両足は、二人の体の間でキチンと折りたたまれ、ピッタリと体に押し付けられていた。
「いくよ。」
私が息を飲んでその瞬間を待っていると、匠にいちゃんが、それまでよりも激しく体を揺さぶりだしてきた。
「はあっん、はああああっ、ああっ、ふううっ~・・・・・・・・・・・ん、あ、はあっ、あああ、あっ・・・・・!!」
それと同時に、ベッドの軋みと、私の喘ぐ声も、激しさを増していた。
「う、ううっ・・・・・・・・・すげっ!!・・・・・・・また、更に・・・・・締りが・・・」
言いながら、匠にいちゃんが、また更に、激しく突き上げてくる。
「は、あああああああああっ~~~・・・・・・・・・・・・・・!!!!!」
私の中を、にゅるにゅる、ぶちゅにちゅと激しく擦りながら突き上げてくるそれの感触を感じながら、私のその部分が限界を訴えると、私の体はひと際大きな喘ぎの後で、弓なりになっていた。
「うあっ?!、や、やべえっっっ!!!!!」
その途端、匠にいちゃんがそんなことを言いながら、それまで私の中に挿し込んでいたそれを、一気に引き抜いた。
そして、その先端から漏れ出したものを、私のお腹の上に放出させている。
「あ、危ねえ~・・・・・・・もう少しで中に出すとこだった。」
「え?!」
匠にいちゃんの言葉に、私は思わず身を起こしかけていた。
「いや、出てないから、中では・・・・・・・・・・・だから、心配するなって。」
「ホントに??」
「あ~、ホント、ホント。」
言いながら、私のお腹の上に放出した自分のものを、ベッドの上にあったティッシュで拭き取りながら、何度も頷いた匠にいちゃん。
その言葉と、態度にホッ、と胸を撫で下ろし、いつの間にか一瞬走った緊張の為、全身に力が入っていた自分がそこにいたことに気がついた。