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月灯り9
「はあっ、・・・・・・・・・ん・・・・・」
いいよ。
なんて、言ってしまったからなのか、ベッドの上で裸になった匠にいちゃんと体を重ねると、私はそれだけでも心地が良かった。
満たされる。
って、いうのか、なんだか、匠にいちゃんの腕の中にスッポリと包み込まれながら、体中を愛撫されると、私はもう、それだけでもとっても気持ちが良くって、体を仰け反らせながら喘ぎを漏らしていた。
「た、匠にいちゃん。」
求めるようにして、その名を呼ぶと、彼はその言葉に反応して、顔を上げた。
そして、ほっぺに優しくキスをした後で、ちゅくっ、と唇に吸い付いてきた。
私も、その唇に思い切り良く吸い付くようにして声を漏らしながら、夢中になってキスを繰り返していた。
「・・・・・・・・・・・・・もう、入れても、いい・・かな?!」
キスを繰り返した後、体を少し離して、匠にいちゃんが少し真剣な眼差しで訴えてきた。
私は「うん。」と答えながら、軽く頷く。
それを確認した匠にいちゃんが、上半身を起して、ピンと立っている自分のアレを私の股間の中央に押し当てた。
「入れるよ。」
そう告げると同時に、匠にいちゃんのソレが捻じ込まれ、それを受け入れた私のそこが、未知の侵入者に対して、悲鳴を発していた。
「っつ・・・う・・・・・・・・!!」
やっぱり、痛い。
痛いけど、今度は心の準備もある程度は出来ていたみたいだから、さっき指先を少し挿入された時みたいに叫ぶことはなかった。
「痛い?!」
「う、うん・・・・・・・・・・でも、平気。」
「・・・・・・・平気ってことはない、だろ?!体、逃げてるし・・・・・」
クスッ、て感じに笑みを溢しながら、匠にいちゃんが私の腰を押さえつけてきた。
「・・・・・・・・なんか、ある。」
「え?!何??」
ちょっと余裕っぽい笑みを見せていた匠にいちゃんの言葉。
思わず聞き返すと、彼は仕切りに首を捻っていた。
「先っぽの方は入ったんだけど、その先に・・・・・・・・・・なんだ、これ?!」
くにょくにょぬちぬちっ、匠にいちゃんは、余程それが気になるのか、それ以上挿し込もうとはせずに、その場で気になっている「何か」の存在を確認しているみたいだった。
「・・・・・・・・・・・・あ~・・・・・・・・・ひょっとして、これって、処女膜?!」
私の両肩を抱え込み、何度も何度もそれの侵入を阻んでいるものの感触を確かめてた後で、ふ、と思い当たったらしかった。
処女膜・・・・・・・・・って、分かるものなんだ。
なんて、おかしなことに感心していると、納得がいったらしい匠にいちゃんが、再び体勢を立て直して、私の体をまたもガッチリと押さえ込んできた。
「処女膜・・・・・・・・・・か。」
言いながら、匠にいちゃんが私の片足を抱え込んで持ち上げた。
・・・ずっ・・・・・・・・・・・・っく!!!!!
独り言のようにしてそんなことを呟いた後、匠にいちゃんがそれまで侵入を止めていた自分のモノを、一気に挿し込んできた。
痛い~・・・・・・・・・・・・・・っっ!!!
なんて、叫んでいる余裕はなかった。
今まで、嫌、とか、色々と叫びまくっていたけれど、その時は、ある程度の余裕があったから出来ていたこと・・だったんだなあ~・・・・・・・・・・って、改めて思ってしまった。
自分自身のモノの入りが悪かったのか、匠にいちゃんは、私の腰を押さえつけていた方の手を放して、今度はその肩を抑え込んできた。
ずぶっ、ずぶぶぶぶっっ・・・・・・・・・・!!!
匠にいちゃんのモノが、どんどん私の中の奥深くにまで入り込んでくる。
ミリミリミリと、自分の体が、その部分から裂けてしまうのではないかと思ってしまうくらいのものを感じて、私は怖くなり、夢中で匠にいちゃんの背中に手を廻し、しがみついた。
「た、匠・・・・・・・にいちゃん・・・・・!!!・・・ああっ、あっ・・・・・・!!!」
痛い、・・・・・・・痛い・・・・・・・・・・・・・・・けど・・・・・
ずぶぶ、にちっ、にちゅっ・・・・・・・・
にちっ・・・・・・・・
私の中に挿し込まれた匠にいちゃんのあれを包む私のそこが、悲鳴を上げながら、少しずつ、喜びを表しはじめて来ているような気がする。
私の唇から、淡い吐息と共に、喘ぎが漏れ出すようになるまで、匠にいちゃんは、ゆっくり、じっくりと私の中に侵入させたソレによって、優しく弄る。
痛みはまだあった。
けれど、それとは別の感覚が、私を支配するようになるまでの時間は、以外に短かったと思う。