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気まぐれ子猫Ⅱ・21

ぶぶぶ・・ぶ・ぶ・・・・・


その時、定期的な音と共に、軽い振動が伝わってきた。

音と、振動の元となっていたのは、彼の胸ポケットにしまわれた状態になっている彼の携帯だった。



「・・・・・・・・・・・・・・・。」

暫くの間無言でそれを見ていた彼は、それをポケットから取り出すと、素早く私の体から離れていた。







「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

彼が私の体から離れて、ひとりベッドの上に横たわっていると、あんなに沢山寝た後なのに、また急激な睡魔がやってきたような気がした。


私がうつらうつらとした意識の中を彷徨いだしているその最中も、彼は携帯で会話を進めていた。


彼のその話し方からして仕事関係というよりは、友達と思われるような対応と口振りで、彼、りゅうちゃんは会話を続けていた。


私はぽわあ~・・・・・・・・・とした心地良い睡魔に襲われて、重たくなってきた瞼と戦いながらも、必死になって彼の姿を追おうとするのだけれど、なかなか視点を合わせることが出来ずにいた。


「何やってるんだ、お前。」

「?!」


突然上から声がして、閉じかけていた瞳を開くと、私の姿を携帯を耳に当てたまま見下ろしている彼の顔が見えた。


「ん・・・・・・・・・眠い。」

「おいおい、寝るなよ・・・いや、こっちのことだ、気にするな、あ??あ~・・・・・・」


私の言葉に少しボリューム大きめの声で告げた後で、電話の相手とも話を続けているらしい彼が、チラリとベッドの上に横たわったままの私の体を見下ろしてきた。


「・・・・・・・大丈夫、寝ない。」


そんな彼に向って私がぽわんとした表情と頭のまま、彼に言葉を返すと、彼はなんだか嬉しそうにして笑みを漏らしながら、私からそらし掛けていた視線を戻していた。


そのまま、私の唇にそっとその唇を重ねてきて、それからいつもと同じ仕草で髪をかき上げてくる。

その指の感触の心地良さに、今にも深い眠りに落ちそうになる私の唇に、再びその唇が重ね合わされ、軽く舌先が絡みついてくる。

私の舌先がそれに応えるようにして軽く触れると、彼は満足したのか、触れ合っていた唇を静かに離していた。


「ああ??今?!聞くまでもねえだろ、馬鹿。」


なんて、私の気のせいなのかも知れないのだけれど、りゅうちゃんは楽しそうにして携帯の向こう側の相手と会話を続けている。

そんな彼の手が私の体の方へと伸びてきて、私の足を掴むとズルズルと一気に自分の体の方へと引き寄せていた。


「??」

驚いて彼の顔を目をパチクリと瞬いて見上げると、彼は何気ない表情で会話を続けながらその手をスルリと私のそこへと入り込ませてくる。


まだ穿いたままになっている私のスカートの裾を捲り上げて、彼の指先が私の太股を伝い、撫で上げる。

撫でながら、時折湿った音を響かせて、滑った液体で満たせれているそこに指先を這わせ、軽くその入り口を突いてくる。


「?!・・・・・・・・・!!」


くちゅりと滑った音と共に伝わってくる艶かしい感触に、私は身を震え上がらせながら漏れそうになる喘ぎの声を必死になって飲み込んでいた。

喘ぎの声を飲み込んだ際に、思わず閉じてしまっていた私の足を彼の手が押し開いて、私のその部分をジックリと弄んでくる。


「ふう・・・・・・・・・・・・・はあ・・・・・・・・・・・・・・・」


私は、彼の電話の相手にその声が漏れ聞こえてしまうことがないよう、声を押し殺すのだけれど、私のその唇からは、止めようの無い荒げた吐息が漏れ出してしまっていた。


「あ・・・・・・・・・・・・・は・・・・・・・・・・・・・・っ・・・・・・・・・・・・・」


そのまま、彼は私のその部分を弄び続けてくるものだから、私は上半身をベッドの上に起した格好で両手でぎゅうっとシーツを掴んでいた。

そうしながら、声を漏らさないように私なりに必死になってはいるのだけれど、どうしても多少なりとも、その時の声が唇から漏れてしまっていた。


彼は私のそんな反応を横目に、楽しむかのようにしながら、やっぱり平気な顔して会話を続けていた。


ちゅっ・・くちゅ、・・ぴちゅちっ・・・・・・・・・・・・・


彼がその指先で、私のその部分をゆっくりと出し入れを繰り返すたびに、そこからは滑った液体が沢山溢れ出し、淫猥な音を発していた。

その中を静かに刺激する指先を、私のそこが滑りを伴ったままに絡みつき、締め上げているのか、彼が時折その口元に薄い笑みを漏らしていた。


「は・・・・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・・・・・・・ん・・あ・・・・あ・・・・・・・・」


途切れ途切れに荒い呼吸を繰り返しながらも、喘ぎの声だけはなんとかして押し殺していると、彼がその視線をチラリとコチラに流してきた。

そして、そのまま・・・・・・ちゅっ、て感じに私の乳房の先端にその唇で吸い付いてきた。


「!!!!!」


咄嗟に、大きな喘ぎの声を漏らしそうになってしまったから、慌てて口をそれまでよりも強く引き結んで、首をフルフルと横に振りながら彼に無言で「だめ」をアピールしてみた。


けれど、彼はそのまま相手のいる携帯を自分達よりも少し遠目のところに向けたまま、ぴちゅくちゅと音をたてながら私の乳房の先端を舐め上げていた。


はああ、はああああはああ・・・・・・・・・・・・・


声を発することが出来たのなら、そのくらいの喘ぎの声を発しながら、体を思い切り良く反り返らせていたのだと思う。

けれど、そうすることも出来ず、気が付いたら私は少し涙ぐんだような顔をしていたみたいだった。


「・・・・・・・・・・・・・・。」


そんな私の唇に、彼はその唇を軽く重ね合わせると、再びそれまでと同じようにして会話を再開していた。


けれど、彼の指先は、私のその部分に差し込まれたままで、今度はその内側のとっても心地良い部分にやわやわとした優しい刺激を与え出してきていた。

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