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気まぐれ子猫Ⅱ・22

「・・・・・・・・・・好きなようにやっておいて良いぞ、坂上。」


彼が電話の相手に対してそう告げていたのは、私の腰がその刺激に反応して浮き上がり出していた時だった。







「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


その言葉を最後に、通話を終えた彼が携帯を切ると、それを片隅に置かれていた小さなテーブルの上に置いていた。


「ん・・・・・・・・・・・・・ん・・・」

彼が携帯を置いて、その視線を私に合わせるよりも先に、私の唇が、彼のそれを捉えていた。

自ら強く押し付けたその隙間から時折声を漏らしながら、彼の唇と舌先とに触れつつ彼の体にも強く抱きついていた。


彼の体に巻きつけていた腕をその頭の後ろに廻して、更に強く自分の唇を押し付けながら彼の口腔内に侵入している自分の舌先を彼のそれに巻きつけると、彼もそれに強く応じてくれていた。


ベッドの上で立ち膝の状態で、その傍らに立っている彼はその腰を少し屈めながら応じ続けてくれていた。


「・・・・・・・・・・・。」

応じ続けながらも、彼は私の体のラインに沿ってその手を滑らせ、優しく撫でてくる。

撫でながら、私の体を自分のそこに擦り付けるかのようにしてソチラへと引き寄せると、更に激しく私の全身をその手で撫で上げてきた。


「はあ・・ああ・・・・・・・・・・・・・」


そんな彼の手の感触に、私がその唇を離して大きく声を漏らし出すと、彼はその口元に薄い笑みを浮かべて、再び離れていたその唇を重ね合わせてきていた。


「ん・・や・・・ん・・・・・・・・・あっ・・・・・・・・・・・」


キスを続けていた彼の唇がそこを離れて、頬や首筋に添えられる。

その度に私の体を甘く、切ない感覚が駆け巡り、私は幾度となく甘えた声を彼に向けて発し続けていた。

彼、りゅうちゃんはそんな私の顔を一度見上げた後でその唇を私の乳房の丸みに落とすと、ゆったりと舌先でその先端を捉えていた。


「ああああ、はああああ・・・・・・・・・・・・・・」


その感覚に、私の体が大きく反り返り、ぴくぴくとした小さな痙攣を起こし始めている。

ちゅく・・ちゅっ・・・・・・・・・・・・

音を立てながらその先端に唇を添え、舌先で絡みつけながらぴんぴんと昂ぶっているそこを突いてくるその感覚に、神経の全てを向けるかのようにしながら、私の体が更に昂ぶりを増して、喘ぎの声を増しながら、自然と腰が揺さぶりを開始していた。


「はあ、あああ、はあん、はあっ・・・・・・・・・・・・・・・・・」


大きな吐息と共に、彼の体にしがみつきながら揺さぶりを開始している私の腰を撫で、彼の手が私の履いているスカートをスルリと脱がした。

足を潜るスカートを膝を浮かせて通らせ、全て脱ぎ去った後で、彼が濡れそぼった私のその部分に指先を滑り込ませてくる。


「はああ、やああ、はああああ・・・・・・・・ああ、ん・・・・・・・」


彼の指先の動きに、私のあの部分がヒクヒクと興奮度を高めながら、彼のその指の動きにこすりつきそうになる。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

彼はそんな私の顔を、乳房の先端から唇を離して眺めると、残る手でそれまで放置された状態になっていた残る乳房の丸みを捉えながら、その先端も捏ねてくる。


「あああ、はああん・・・・・・・・・・」

くちゅ、にちゅっ・・・・・・・・・・・・にちゃ・・・・・・・・・・・・・・・


彼の私のその部分を弄ぶ指先の動きも、激しさを増してきて、時折ひくついているそこを摘みながら、コネコネと軽く捏ねていた。


その感覚に、私の体は一気に全身を突き抜ける感覚に襲われていた。

あっという間に、その時を迎え、私の体が大きく仰け反ると、びくびくと痙攣を繰り返していた。


今日の私の体は、大好きなりゅうちゃんに触れてもらっているというのに、いつもよりもその時を迎えるまでの時間がとても長いような気がしていた。

だから、ほんとのところは少し不安になりかけてた。


ひょっとしたら、私の体は二度とその時の感覚に至ることが出来なくなってしまったのじゃないのか・・そんな不安が過ぎりだした時に、その感覚は私の奥底からジンワリと膨らみ、やがて大きな波となって私の全身を駆け巡っていた。

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