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魅せられて3

・・・・・・・・・・・・・。

兄貴のその口元に、怪しげな笑みが浮かんでいた。



咄嗟に「ヤバイ」って思ってベッドから飛び降りようとしたけど、間に合わなかった。




ベッドの上で立ちかけた私の腕を、兄貴が信じられないような力で引っ張って、そのままベッドの上に転がされると、思い切り良く唇を重ねられていた。


私の体の上に重なり、ガッチリと私の体を押さえ込んでいる兄貴の腕の力が物凄くて、私はその体の下に組み敷かれた状態のまま、兄貴の唇を受け入れ続けていた。


兄貴の体の下で私が出来ることといったら、その足を僅かにバタバタさせることくらいだった。

「・・・・・・・・・・・・・・さっきも言ったと思うが、簡単に他の奴にやらせたりするんじゃねえぞ、他の奴の匂いが染み込んだ状態でやるのは最悪だからな。」

「ん、んん・・・・・・・・・・・・」

言葉を吐きながら、兄貴がその唇を私の喉元に走らせ、上着のボタンを外しに掛かっていた。


「おい、柚良、聞いているか??」


胸元のボタンを外し、その隙間から覗く私の胸の丸みを指先で撫でながら、兄貴がそこにその唇を押し付けてくる。


「ん、ああっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


思わず大きな喘ぎの漏れた私の唇を、兄貴の手のひらが空かさず塞いでくる。

「・・・・・・・・・・・・・・。」

私の唇を手のひらで押さえたまま、兄貴はその上半身を起こして、下にいる私の顔を見下ろしていた。


上から黙って見下ろされて、身動きひとつ出来ない状態になってしまっている私のことを確認した兄貴が、その手を私の胸の丸みへと添えると、そのままブラをずらしてくる。


「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

その丸みの先端が姿を現すその時まで、ジックリとそれをずらして、やがてその先端が兄貴の視界に姿を現すと、彼は迷うことなく、そこに唇をあてがっていた。


くちっ・・・・・・・・・・くちゅ・・・・・・


湿った音を響かせ、兄貴がその角度を変えながら私のそこに舌先を垂らし、舐め上げてくる。


「ん、ああ・・・・・・はあ・・・・・・・・・・」

本当はそんな喘ぎの声を漏らしている私の唇も、兄貴の手のひらがそれを塞ぎこんでいるので、私のその声は、その中で僅かに拡がり、そして消えていた。


「柚良、声は控えておけよ。」


言いながら兄貴がその唇を塞いでいた手のひらをどけて、両方の手のひらでやんわりと私の乳房の丸みを撫で回してくる。


「ふう~・・・・・・・・んん・・・・・・・・・」


兄貴の手のひらが、私の乳房の丸みを撫でながら、時折その指先を絡めてきて、残っていた乳房のブラもずらしてその全てを露にすると、その指先で時折つんつんと触れてくる。


「は、・・・・・・・・ん・・・・・・・・・」

先端をぴんぴん、つんつんと突かれて、思わず体がピクンと跳ね上がってしまっていた。


くりくりくりくり・・・・・・・・・・・・

私がそこの刺激に強く反応を示したからなのか、兄貴の指先が集中的にそこを捏ね回してくる。


捏ねられれば捏ねられるほど、私の乳房の先端が硬さを増し、兄貴の指先の感覚に強い反応を返していた。


「はあ・・・・・・・・・・・・・ああ・・・・・・・・・・・・・」


声を逃がしているつもりでも、多少なりとはどうしても漏れてしまう薄い声、それを封じるかのようにして、兄貴が再びその唇を重ね合わせてくる。


兄貴・・・・・・・・・・・・

私が重ね合わされた唇の下で乱れた呼吸を繰り返す中、兄貴の指先はぴんぴんに勃ち上がったその先端を摘み、くりくり、こねこねといつまでもそこをこね回し続けていた。

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