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泡沫7

「・・・・・・・・・ここまでしてるってえのに、お前のここ、反応悪いんだよな、流石に昨夜と違って意識がある分、喘ぎの声聞こえるだけ「マシ」かも知れねえが・・・・・・・・それでも、難ありな反応・・だぞ。」




・・・・・・・・難、あり?!




先輩の言葉に思わずその声を止めて、その顔を見上げてみると、彼はいつの間にかその身を起していて、私のその部分にその長い指先でその「難あり」な場所に軽く触れているようだった。




「希咲、お前のここ、湿っていないぞ。」


ちぷちぷと湿った音がするんだから、そんなことはないと思うのだけれど・・・・・・


「あ~・・・・・・・・言っておくけど、これ、俺が唾液塗りつけたから・・・・・・」

指先の腹で何度も私のその部分を弾きながら、先輩が言ってくる。


「はあ、もう、湿りが消えやがった。オイ、さっさと自然発生的に滑らせろ。」


そうこうしているうちに、先輩がその肩をガックリと落とすと「疲れた」ような表情で、私を恨めしそうな目付きで見下ろしてくる。


「え、だって、昨夜やったんでしょ??出来るんじゃないんですか?!」

「たっぷりと愛撫は堪能出来たんだが・・・・・・・・・・・挿入は果たしていねえぞ、なんとしても、お前の此処が濡れてこねえんだよ、俺もそれなりに自信があったんだがなあ~・・・・・」


私がキョトンとしながら尋ねると、先輩は更にその肩を落とし、今にも泣きそうな表情で私に向かって訴えてきた。


「ったくよう、あの時といい、お前は・・・・・・・・」


なんて、今にも涙が零れ落ちそうな潤んだ瞳で見られても・・・・・・・・困る。

私がそのまま固まっていると、先輩はそのままひとつ、大きく息を吐き出して、それから布団の脇に脱ぎ散らかしていた自分のシャツに袖を通していた。


「お前、俺に「あの時」って言われても、全く何も思い浮かんできていねえだろ??」


先輩が、少し不機嫌そうにして私の顔を見てくる。


「え、あの・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

先輩、正解。

私、先輩に「あの時」と言われても、特に心当たりを見つけ出すことが出来ずにいた。


先輩がシャツに袖を通して、下着とかもつけはじめたので、自分もそうしようと考えて身を起すと、空かさず先輩の言葉が発されてきた。


「おい、お前は着るなよ、これからジックリと学ばせてやるんだから。」


って・・・・・・・・「学ぶ」って何??

学ぶって・・・・・・・・


私が上半身を起したまま、またもキョトンとした表情のままでいると、先輩は自分の着ていた服を全て着終えていて、それから、どっかと畳の上に胡坐をかいていた。

で・・・・・・・・・


「希咲、そのまま俺の方に向かって足、開いてみろ。」


ポツリと呟いたその言葉は、今までと違って、何故か有無を言わせぬような勢いというか、凄みというか・・・・・・・・・・・・

なんか、迫力みたいなものが籠められていて、私は思わず布団の上に座ったまま、先輩の顔を驚きの表情で見つめていた。

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