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気まぐれ子猫Ⅱ・6
「や、やだやだやだやだ!!痛い、痛い~・・・・・・・・・りゅ、りゅうちゃん・・・・・・!!!」私はその男に自分のそこを乱暴に掻き回されながら、余りの痛さでりゅうちゃんの名前を口にしていた。
「あ??・・・・・・・ふっ、お前の彼氏・・か??」
だけど、男は鼻で笑いながらそんな風に言ってくるだけで、私の叫びなんか全く気になっていないみたいだった。
「や、やめて、本当に・・・・・・・・痛い、痛いよお~・・・・・・・・・・・・」
ずっくずくと私のそこに乱暴に出し入れを繰り返しながら、その指先が時折その部分に引っ掛かってくる。
敢えて私の内部を削っているというか・・・・・・・引っ掻いているというレベルとは違うような、そんな痛さがあった。
心地良さではなく、私に苦痛を与える為に、男のその指先は私のそこに挿し込まれていた。
「こんなところにホイホイ入り込んでくるんだ、このくらいの覚悟は出来ていたんだろ??この程度の痛みでゴタゴタ言ってんじゃねえよ、あいつらに比べたら優しい処置だ。」
にっちにちゃとそこを痛めつけられて、私の口からはもう、悲鳴しか出てこなかった。
「やだ、やだやだやだやだやだ、本当に、使えなくなっちゃうよ、壊れちゃう、りゅ、りゅうちゃん!!」
痛みに耐えながらも、身を振って彼の名前を呼び続けていた。
私が余りの激痛に涙を溢しているその時、私の携帯に対して誰からかの着信があった。
「・・・・・・・あ~・・・・・・・そのりゅうちゃんとやらから・・・・・・・だ。」
ブチッ!!
だけど、そのまま携帯の電源を切られてしまう。
「あ、ああっ、な、なんで・・・・・・・りゅ、りゅうちゃん・・・・・・・・・」
私が涙ながらにそれに手を伸ばしている最中、男は私の片足を持ち上げて、尚もそこを痛めつけてくる。
「あ、あ・・・・・いたっ、お、お願い、止めて、痛い、痛いよ~・・・・・・・・・・・・」
でも、やっぱり止めてくれなくて、そのままもっと勢いをつけて引っ掻き回される。
ひょっとしたら私、このまま女としての通常の機能を破壊され尽くしてしまうのかも・・・そう、思っていた。
「おい。」
その時だった。
男の背後から、聞きなれた独特の低音ボイスが直接聞こえてきたのは・・・・・
その声に、男の体が一瞬びくんっ、と跳ね上がると、その動きが完全に止まっていた。
「お前、何しているんだ?!」
とんとんとん、手にしている携帯を片手に、それで軽く肩を叩きながらこちらを見下ろしていたのは、間違いなく彼、りゅうちゃんだった。
「りゅ、りゅうちゃん。」
その姿に、私がほっとして大きくその名を口にすると、目の前の男が血の気を失った表情で私を見てきた。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
そうしている間にも、彼は手にしていた自分の携帯を操作して、何やら呼び出しをはじめたらしかった。
間を置くまでもなく、私の携帯が着信を知らせて、メロディーを奏で出していた。
それを見て、男の人が全身から水でも被ったかのようにしてどどお~・・・・って感じに冷や汗を掻き出しているみたいだった。
「なんだ、出ねえと思ったら、こんなところにぶん投げていやがったのか。」
男の焦りを余所に、彼は落ちていた私の携帯を拾い上げるとそれを私の手の平の上に添え、キチンと握り締めさせてくれていた。
私の手の平の中に携帯をおいて、更にその手を彼の手が優しく包み込んでくれていた。
「りゅ、りゅうちゃん・・・・・・・・・きゅ、急な用事・・出来たんじゃなかった・・・の?!」
「あ?!周りの奴に止められた。
俺が直接動くと逆に事が大きくなって奴らの仕事が増えて仕方がねえんだとよ、だから、俺はお前とこうしてじゃれて時間でも潰していた方が周囲からしたら有難いことであるみてえ・・だ。」
そういいながら、彼の唇が私の頬に触れると、そのまま優しく唇を重ね合わせてくれていた。
さっきまで、私を甚振っていたあのひとは、その場で私達に背中を向けたまま、身動きひとつ出来ない状態にいるみたいだった。
「・・・・・・・・・・・りゅうちゃん。」
触れ合っていた唇を離して、私はやっとほっと出来る状態になれたことに安心して、今度はその目に安堵の涙を浮かべていた。
私の頬に触れている彼の胸から伝わってくるその温かさが、とても心地良かった。