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真昼の月2

正直言って、そいつを見たときは「面白くない」そう、思った。


そいつは、広い室内のソファーの上にその身をゆったりと伸ばして、静かに寝息をたてていた。



「あ、気にしないで良いよ、そいつ、私のとこに配属されてきた専用の執事なんだ。」

「・・・・・・・・これが、か・・・・・・・・・??」


俺は未だに寝息を立て続けているそいつを、ジロリと見下ろしていた。





「匠のことは良いからさ、こっちにおいでよ、蓮也。」


そんなことなど、彼女、静流にとってはどうでも良いことであるらしく、そこに寝転んだままのそいつを見下ろしている俺に向って声を掛けてきた。


「・・・・・・・・・・・・・。」

不満は残るが、ここは彼女の部屋だし・・・・・・・

そう思いながら、静流の後に続いて奥の部屋へとふたりしてその姿を消していた。



「ん、あ・・・・ん・・・れ、蓮也・・・・・・・・・・・・」

俺の体の下で甘えた声でその名を口にしているそいつは、いつもと違って女の顔をしていた。


「は・・・・・・・あっ・・・・・・・・・・・ん・・・・・・・・・」

その滑らかな首筋に唇を添えれば、即座に彼女が反応を示してくる。


そんな彼女の反応を見ながらずっく・・・と、繋がりあっているそこを動かせば、また新たな声を発してその体を捩りながら、俺の肩に掴まる手に力が篭められてくる。


「はああ、ああっ、あ、あ・・・・・・・・・・・」

彼女が俺の下にありながら、そろそろ限界を迎えようとしているらしい。


ずっ・・・・・・ずっずく、ず・・く・・・・・・・・・・・

繋がりあいを続けているそこで動くそれのスピードを速めれば、彼女の体がその動きに合わせて動かされ、その可愛らしい唇から漏れる声も大きくなっていた。


「は、はあ、はあああ、あああ、ああっああ~・・・・・・・・・・・・・・・」

「くっ、うう・・・・・・・・・・・・」


ちっくしょ、それに合わせてこっちの方も限界が近い。


「あ、あ・・・・・・・は、あ・・・ん・・・・・・・・・・・・あ、ああ・・・・・・・・・・・」


彼女の声が、次第に小さくなり、その体がぴくぴくと痙攣を起こし出していた。

その時の顔が、結構俺は好きだったりする。


俺が余りにもその時の顔をジックリと見るのが気になるのか、彼女は最近、至る前に自分の顔に手を伸ばしてきて、それで半分ほどは隠すようになっていた。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・なんで隠すんだよ。」

「だって・・・・・・・・・・・」


俺がそのことを指摘すると、彼女はその頬を染めつつ、指先を丸めて視線を反らす。

そんな彼女の仕草も好きなんで、別にその際に顔を少しだけ隠すようになっても俺としては別に損な部分はなかった。


「俺はまだ出してねえから、仕上げるけど、良いか??」


静流に合わせて、自分も一緒にいくかと思われたが、今回はどうやら持ちきっていたらしい。

俺が彼女の片足を肩の上に乗せてそう宣言すると、彼女は頬を朱色に染めたまま、コクリと頷いてくる。

ずっ、ずっく、ずくずくっずっく・・・・・・・・・・

そこを激しく突く度に、それまで途切れていた彼女の喘ぎの声が響く。


じゅっくじゅくにちゅ・・・・・・・・・・・・


彼女の体と繋がり合っているその部分から、漏れる湿った音も淫猥さを増してくる。


「はあ、あああっ、ああっ、れ、蓮也~・・・・・・・・・・・・」

さっきよりも乱暴に突き上げているせいか、静流が叫ぶかのようにして喘ぎの声を発すると、そのまま俺の名を口にする。


その体が、ぐぐぐぐぐう~・・・・・・・・・・と反り返ってくると同時に、さっきよりもきつく彼女のそこが、俺のそれを締め上げてきた。


「・・・・・・・・・・っくう~・・・・・・・・・・・・・!!」

そこに挿し込んだ俺のそれも、限界に至りその先端から放たれるものがあった。


「う・・っく・・・・・・・・・」


既に放心状態に近い状態の彼女の両肩をぐっと掴み、最後の最後までそれを出し切り終えたところで、その彼女の体の上に、自分の身を重ね、呼吸を整えていた。


「あ・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・」

彼女が、俺の下で尚も余韻から体を小刻みに痙攣を繰り返す中、それを引き抜いてそこに被せてあるものの中に溜まっている白濁の液体、それを溜め込んでいるそれの口を結ぶと、俺はそれをゴミ箱の中へと放り投げていた。

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