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気まぐれ子猫41
私にとって、りゅうちゃんはなくてはならない存在だった。でも、その存在は私の手が簡単に届くところには無くて・・・・・・・・・
あれ以来、りゅうちゃんが私のことを呼んでくれることは無くなっていた。
私が彼独特のあの低い声を聞くことが出来なくなってから、1年以上が過ぎようとしていた。
季節は巡り、私は高校2年生になっていて、身長も、以前と比べると随分と伸びていた。
クラスも変わり、その中にひと際目立って賑やかな男子が居て、その直ぐ隣で静かに笑みを浮かべながら一緒になって楽しんでいたのが笠原だった。
同い年にしては、どこか大人びた雰囲気を持った少し不思議な感じのする彼に、私は心惹かれる思いがしていた。
そんなある日、りゅうちゃんのあの懐かしい声を聞くことになる。
「よお、海里、元気にしているか?!」
携帯の向こうから、彼独特の声が響いてきた時、一瞬にして時が押し戻されたような気がした。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
彼は久し振りに見た私の姿に、少し呆然とするかのようにしてその視線を止めていた。
「随分とでかくなったな。」
彼が嬉しそうにしながらタバコを口に運ぶその口元にも、どこか笑みが見て取れるような気がした。
「海里、ちょっとこっち来てみな。」
今回、彼と会っているのは彼専用と思われる黒塗りの高級車の中だった。
向かい合っている座席の間には小さいながらもシッカリとした造りのテーブルが置かれ、他にも冷蔵庫や流しと思われるものまでもが、備え付けられていた。
その車内に乗り込み、反対側の座席に座ろうとした私を、彼は手招きしてきた。
「お前しゃぶったこと、あるよな、出来るか?!」
一瞬、自分が遠ざかっていた事柄の内容を切り出されてしまって少し頭の回転が鈍ったのだけれど、そのうちに何を言われているのか理解することが出来たので、コクリとひとつ黙って頷くと、彼はその大きな手を私の頭の上に置いてきた。
「今直ぐに・・・・・・・とは言わねえが、その内、お前の気が向いた時にでも頼むわ。」
「って、りゅうちゃんのを?!」
「・・・・・・・・、他に誰のがあるんだ??」
「そうだよね。」
ぽつりと呟くようにして言いながら、彼のその部分に視線を落としていた。
「何見てんだよ、今すぐとは言ってねえだろ??」
「うん。」
笑いながら頭を撫でられて、何だかほっとして、涙が零れてきた。
「その内、な・・・・・・・」
言いながら、彼がその唇をそっと静かに添えてきた。
久し振りに、触れ合う彼の唇。
その感触を味わうかのようにして、私の方からそれを強く押し付けるようにすると、彼がその隙間から舌を割り込ませてきてくれた。
長い間、と、言っても1年とちょっとしか過ぎてはいないけれど、私にとってはもう、何年もの間そうすることがなかったように思えてしまう。
私達の触れ合った唇は、いつもまでも離れることがないのではないかと思われるくらいに重なり合っていて、独特の湿った音を車内に響かせていた。
「りゅうちゃん。」
「・・・・・・・・・・・・・・海里、ここでお前の裸、見てみてえんだが、構わねえか?!」
やっとその唇が離れた時、私は熱を帯びすぎた瞳で彼の顔を見上げながら、その名前を口にしていた。
すると、彼は嬉しそうにしてその口元に笑みを浮かべて、私の顎のラインをゆっくりと撫で上げてきた。
そうしながら、静かに私に要求を訴えてくる。
顎のラインを軽くひとなでし終えたところで、そのまま私の顎を取り、キスをしてくる。
入念に舌を割り込ませて、たっぷりとその中を堪能しながら静かにその手が下りてきて、私のブレザーのボタンを外しに掛かる。
外し終えた彼はそれを一気に剥ぎ取り、自分が腰を降ろしている座椅子の横に置いていた。
続いてスカートのファスナーを下ろすと、スルリと簡単に抜け落ちたそれをまたも自分の横に置き、今度はリボンをスルリと解いてくる。
などとやっている内に、私が身につけていた衣服はどんどん脱がされていき、いつの間にか靴下と靴以外は何も身に着けていない状態になっていた。
それらを、唇を離してから私が自分で脱ぎ去ると、私はその一糸纏わぬ姿を彼の目の前に晒すこととなっていて、彼はそんな私の姿を満足そうな笑みを浮かべながら見ていた。
・・・・・・・・・・・・・。
彼は無言でその手を私の腰の後ろに廻してきて、そのまま彼の方へと体を一気に引き寄せられる。
私は、彼が腰を降ろしている座席の部分に彼の膝を跨いで膝立ちの状態となり、丁度彼の目の前に位置する形となった私の乳房の丸みに彼はその唇を添えていた。