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泡沫2
「お前らはもういいから帰れ、後は俺がこいつとふたりきりで話をする。帰りの車以外はいらねえ。」
「・・・・・・・・・・・・話って、何なんですか?!」
その他大勢の護衛団がその場から消えるのを待って、先輩に向かって質問を投げ掛けた。
「・・・・・・・・・。」
ベシッ・・・・・・・!!!!!
行き成り、平手で頭を叩かれた。
「!!な、何するんですかっ!!いきなり・・・・・・・・・・・っ!!!!!」
「何するんですか、も、何もねえ、この、馬鹿っ!!てめえ、思い切り良く政略結婚の話引き受けるたあ、どういうことだ!!!!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・あ~、あの話・・・・・・・・・」
面倒くさいなあ~・・・・・・・・・・と、いう風にして視線逸らしたら、今度は怒鳴られた。
「なに他人事みてえに言ってんだ!!てめえのことだろ?!」
「あ~でも、長い人生、たまにはそういうのあってもいいかな?!って思って。」
「長い人生、残りの一生、政略結婚に費やして、私の人生お先真っ暗!!!とか、いう考えはほんの1%でさえも浮かんでこねえのか、お前は!!!!!」
「は?!なんでです??遣り甲斐あるんですよ、今回の仕事・・・・・・・・・・・・」
「待て、お前、何か勘違いしてねえか??仕事と結婚は関係ないだろ??」
「え?!ありますよ、普通に・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・暫くの間、先輩が神妙な顔してやたらと考え込んでいた。
「あの、ちょっと質問、いいですか??」
「なんですか、先輩?????」
「今回、貴方が政略結婚と思われるものを受ける理由はなんですか?!」
「依頼があったからです。」
「政略結婚の??」
「そうですよ。」
「馬鹿か、お前は!!!!!!!!!」
「は、何でですか?!」
「何でも何も、お前Hしたことあるのか???」
「ないですよ。」
「じゃ、政略結婚の際に、お前、それ、その相手にやっちまうつもりなのか?????」
・・・・・・・・・・・!!!!!
暫く、お待ちください。
「お前、やっと俺が言いたかったことを理解したのか・・・・・・・・・・」
「し、しました・・・・・・・・でも、ほら、セックスレスな夫婦とかもいるし。」
「新婚早々か?!」
「政略結婚だから、そういうのって求めてこないですよ。」
「取り敢えず、やれればそれでいい奴だったらどうする?!」
「はあっううううううっっっっっ!!!!!!!!」
私は思わず頭を抱え込んだ。
「さっさと断って来い、そんな依頼。」
「嫌です。」
「なんでだ。」
「・・・・・・・・・・・・そりゃ、仕事的に面白そうで・・・・・・・」
「そのついでになんとも思っていない政略結婚の相手に処女捧げんのか、てめえは!!」
「あうっ、それも嫌!!!!!」
「底が見えねえ程の馬鹿だな!!!!!!!」
「え~・・・・・・・・・・・だって、先輩、どうしましょう?!」
「だから、言ってんだろ??断れ!!!!!」
「無理。」
あ~・・・・・・・・・・・・・・エンドレス。