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白夜3

私の方に伸びてきた志信兄ちゃんの手が、二の腕を掴んできた。

掴まれたと思ったら、そのまま一気に引き寄せられて・・・・・・・




その先は、言うまでもないのかも知れない。




「・・・・・・・・・・・・・・。」



志信にいちゃんに体を引き寄せられて、そのまま強く唇を押し当てられていた。

そうしながら、私の腕を掴んでいる手とは逆の手を、彼は背中にまで伸ばしてきて背中を流れる私の長い髪を掻き分けながら、ワン・ピースのファスナーを下ろしはじめる。

するり、と緩んだワン・ピースの肩紐が私の腕の方へと抜け落ちてきた。


・・・・・・・・・・。

それを確認した志信にいちゃんが、それまで私の唇を塞いでいた自分自身のそれを離し、無言のまま私の両方の胸元を露出させてきた。

そして、露出をさせたそこに自分の顔を近づけてきて、その先端を口にふくみ、ちゅくちゅくと唇で触れ、吸い付くと、その舌先で軽く転がしてきた。


「んっ・・・・・・・」


彼が与えてくれるその感覚は、全てが全て、私の好みにマッチしていて、私の体は忽ちのうちに彼が与えてくれる感覚によって支配され尽くしていた。


「は・・・・・・・はあ~・・・・・・・・・・・・・・」


志信にいちゃんは、私の背中を抱きこみながら、そのまま、私の乳房の先端に軽く吸い付いてくる。

その感触が私にとってはとっても心地良い感触で、思わず、その口からは荒い呼吸が漏れ出していた。


彼に対して、抵抗のようなものを取ろうとする意識は私にはなく、そのまま、蕩けそうになるくらいの柔らかな感覚に身を委ねていた。


・・・・・・・・・・。

私の抵抗がないことを確認したからなのか、彼が両手をワン・ピースの裾にかけてきて、それはするりと静かに体をすり抜けていた。

彼の動きに合わせて、私も軽く両手を上げると、それを促すかのようにして補助的な行動を行っていた。


私は全裸にされた状態で、志信にいちゃんの膝の上に向き合って座る形になっている。

そんな私を見て、彼は少し嬉しそうにしてその口角を上げていた。


けれど、その瞳がどこか寂しそうにしているようにも思えてならなかった。


私は、そんな彼の瞳を見続けなければならないことが苦痛に思えてきて、思わず瞳を閉じると、彼の唇に自らのそれを重ね合わせていた。


再び、私達の唇が重ね合わされる。


ちゅくり、くちゅくちゅと音をたてながらのディープ・キスはゆっくりとした流れの中行われたのだけれど、その緩やかな動きが私に安らぎを与えてくれていた。

彼と唇を重ね合い、舌を絡ませることに私は心の底から安堵することが出来ている。

そんな自分がそこに存在しているということに、私は気がついていた。


いつまでも終わることが無いかと思われるようなキスを繰り返しながら、彼の両方の手の指先が私の乳首を掴み、優しく捏ねだしていた。

私は身をくねらせ、喘ぎを漏らしながらも、彼と触れ合っているままの唇を離すことはしなかった。

それどころか、自分から、強く彼のそれに押し当てるようにして、彼の口の中を弄っていた。


私の口の中ででも、彼の舌が弄りを繰り返している。


そんな状態のまま、私達はその唇を合わせあっていた。


と、彼がその身を少しだけ引いてきて自分の穿いているズボンのベルトに手を掛けていた。

かちゃかちゃとそれを外し、ファスナーを下ろすと、その奥に控えている自分自身のものを取り出しているようだった。


それを取り出し終えたのか、彼がその手を伸ばしてくると、私の股間の間に滑り込ませてきた。

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