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年下の彼1
生まれてはじめて、ナンパというものをされてしまった。私、楠木 奈々深。
23歳。
彼氏いない歴。
23年。
色気よりも食い気。
恋愛よりも、お笑い。
異性よりもお仕事。
出掛けるのならひとりで気楽に。
そういった性格も災いしたのか、未だに彼氏なし。
でも、たまには告白されたりした時もある。
だけど、ちょっと・・・・・・・・・・・その男性の手が・・・・・・・
告白された後で「これからも宜しく」って、差し出された彼の手・・・
でも、その手が・・・・私って、意外と手フェチ(?!)であった、と、いうか、男の人の「手」にある種の拘りを抱いていた自分がいたことに気付いた瞬間だった。
差し出された手を振り解くことも出来ずに思わず生返事で握り返したそれは、ぽっちゃりとしていた。
そりゃ、その彼、体型もぽっちゃり。
そして、その時の私の体型も・・・・・・・・・
高校卒業後、就職した先は和食レストラン。
元々食べるのが大好きだった私は勧められるがままに食べ捲くった。
結果、体重が瞬く間にUP。
そして、部署移動。
今度は洋食系。
そこで進められた休憩時間のドリンクは何故か敢えて高カロリー&特盛り。
流石にこれは~・・・・・・・・と、思って呆然としているとお局様的先輩の睨みが飛んできた。
結果、物凄い勢いで体重が更にUP。
前の部署の主任には「(顔の丸み)卵がボールになった」と言われる。
それだけ、あっという間に一気に太る。
なんてことを数年間続けていた。
ら・・・・・・・・・・体の重さに膝が耐え兼ねて、痛み出してきた。
ダイエットを本気で決意した時、私の体重は158cmにして64㎏。
それまでも幾度と無く挑戦してはリバウンド・・・・・・・を繰り返していた経験を活かして、今度こそ、絶対に痩せる!!
って、思って必死になってダイエット。
ついでに仕事もやめて、引越しとかもしちゃったりして・・・・・・・・・
で、新天地で新たに仕事も見つけて、自分なりにお洒落(?!)も出来るようになって、書類上の関係で、以前の職場に立ち寄った帰りの電車内で、彼「関 悠一」に声を掛けられた。
声を掛けられた時は、私に向かって話しているんじゃなくて、他の若い女の子に向かって話をしているのかと思っていたら、彼の視線が私を捕らえていることに気がついた時は驚いた。
制服は着ていなかったけれど、どう見ても彼は高校生としか思えなかった。