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気まぐれ仔猫36
湿りを伴った音と共に、繰り返されるキス。それを行いながら、彼はその大きな体で私を押し潰してしまわないよう、長椅子の部分に膝を立てていた。
そうしながらゆっくりと唇の重ね合いを味わい、残る片手でスカートの裾を大きく捲り上げてくる。
その手が、私のショーツの上部に触れてくる。
ピクッ・・・・・・・・・・
といった感じで、一瞬、私の体が緊張から少し強張りを見せ始める。
「安心しな、無理にはやらねえよ。」
唇を少し離して、りゅうちゃんがそう呟く。
私の瞳の端には、いつの間にか涙がうっすらと浮かんでいた。
「何泣いてんだよ、痛くはしねえよ。」
言いながら、その唇が頬を撫で上げる。
「ん、・・・・・・・・・・・。」
ピクンッ、って身が震えて、少しだけ体が竦み上がっていた。
頬に触れた彼の唇の感触・・・それが、とても心地良かった・・・・・だから・・・・・・・・・
「う・・・・・・・・ん・・・樋口・・・・・さん。」
私は、いつだったか、誰かが彼の事をそう呼んでいたのを思い出していた。
「・・・・・・・・樋口さん・・・・・・か、武龍でいいぞ。」
「たけ・・・・・る?!」
「あ~、武士の『武』に空想上の生き物、龍。あれの難しい方、日本(東洋)の龍を意味する文字の方で『龍』と書いて『たける』と呼む。」
「たける・・・・・・・・・さん?!」
でも、なんだかシックリこない。
彼の名を呼びながらも、首を捻っている私が面白かったのか、彼はそんな私を見て、思い切り良く噴き出していた。
勿論、その際に唾を吐きかけられるといったことは無かったのだけれど、彼からしたら、どうやら面白いらしかった。
「そんな無理した言い方しなくていいって、たけ・・・・・・・・・いや『りゅうちゃん』とかの方が呼びやすいんじゃないのか?!」
なんて、言ってくる。
「りゅ、りゅう・・・・・・・・・ちゃん?!」
確かに、その方が私としては言いやすかった。
「・・・・・・・・・。」
ちょっと照れながら彼に言われた通りの呼び方をする私を見て、彼は満足気にして口元にゆったりとした笑みを浮かべると、再び唇を重ね合わせてきた。
「お前になら、そう呼ばれるのも悪くない。」
そう言って彼はまた嬉しそうに笑みを溢していた。
「うん、りゅうちゃん♪♪」
私はりゅうちゃんの反応が嬉しくって、彼の太い首に思わず自分の腕を巻き付けると、ぎゅうって、抱き締めてしまっていた。
その際に彼の方から、ほのかに匂うものがあった。
思わず、その匂いに意識を奪われてしまい、巻きつけていた腕の力がスルリと抜けていた。
彼はその間に私の体を服の上から撫でていて、その手が私の下半身に向かって下りてきた。
そして捲くれた状態のスカートの上を通り越して、そこで丸出しになっているショーツの上にまで辿り着いていた。
そして、唇を重ねてくると同時に、彼の手がショーツの生地の上からその部分を弄びだしていた。
「んんん、ん・・・・・・・・・・・・・・」
唇を重ねながら、りゅうちゃんの指の動きに身悶え、逃げるようにして身を捩っていた。
「あまり動くなよ、上手く触れねえだろ。」
彼の低い声が、耳元で静かに鼓膜を刺激した。
ゾクゾクゾクゾクゾクッ・・・・・・・・・・・・・!!
思わず、その声に身震いを覚えた。
怖かったからじゃないのは分かっている。
鼓膜を刺激する、彼特有の超・低音の声に、私は酔い痴れてしまっていた。
いつまでも、そうして耳元で囁き続けて欲しい、そんな彼の声が、私は好きだった。
こす、こす・・・・・・・・・・・・・
彼の指先が、生地の上から粒・・・・・・・・つまり、私のクリトリスをジックリと捏ね上げてくる。
「はあっ、あっ・・・・・・・・・・・」
与えられた感覚の心地良さに、思わず喘ぎを漏らすと同時に私の呼吸が乱れだしてくる。
「ん・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・はあ・・・・・・・・」
身を捩り、喘ぎを漏らしはじめた私の反応を楽しむようにして、彼の指先が、その部分を強く、摘み上げていた。
「ひゃっ?!はあっ、・・・・・・ん・・・・・・・・・・・・!!」
思わず、体が大きく跳ね上がっていた。
もう、その時にはりゅうちゃんはその体を起き上がらせていて、長椅子の上に寝転んで喘ぎを漏らす私の姿を堪能するかのようにして眺めていた。
「海里、クリトリス、気持ちい良いか?!」
なんて、堂々と聞いてくる。
気持ち良い。
良いけど・・・・・・・・・・・・・・『良い』なんて、その時の私には、言葉にすることは出来なかった。
「気持ち良いんだろ??」
くにくにくにくに・・・・・・・・・・・・・・・りゅうちゃんの指先が、その部分で淫猥な動きを伴って更に激しい刺激を繰り返してきた。
彼の指先が、執拗にそこを攻め上げてきていた。
「ひゃっ、ああっん、あああっ・・・・・・・・・・・・い、いやっ・・・・・・・・・・!!」
思わず、唇から漏れた言葉は、本心とは全く違った方向性のものだった。
自分でも、なんでそんな言葉を口にしたのかは分からなかった。