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月灯り13

ほっとして力の抜けた状態の私の体に、匠にいちゃんが沢山のキスをしてくれた。

その唇の感触に、私の唇から吐息が漏れ出す。


「瑠依・・・・・・・・もう一回、してもいい?!」


全身のあらゆるところに唇を這わせながら、匠にいちゃんが優しく私の腰を両手の平で抱え込んで自分の方へと引き寄せてくる。


「も、もう一回?!」


私が聞き返すよりも早く、匠にいちゃんが自分自身のそれを、ズクリと私の中に挿し込んできた。

「あ、あああああああっ、はあああああああああっ~・・・・・・・・・・・・・・・!!」

私の体が、瞬間的に反りあがって、叫び声にも似た声を張り上げていた。


「ひゃあああん、はあっ、ああああああっふ、あっ、はあっん・・・・・・・・・」


初めて匠にいちゃんのものを受け入れた時とは、明らかに違う強い衝撃が一瞬の内に体中を駆け巡っていた。


ずっく、ずくずくずっくん・・・・・・・・・・・・!!!


匠にいちゃんの抜き挿しを繰り返すスピードも違えば、そうされる瞬間の威力までもが全く違っていて、私の口は喘ぎとは程遠い、色気も何もないおかしな声を発していた。


「だ、だめえ~~・・・・・・・・・・・っ!!はっあ、ん、んんんっ・・・・・・・・・・・・・!!」


私は、あっと言う間に絶頂を迎えてしまって、体が更に大きく反り返って、足の先までもがびいい~んって、伸びきってしまっていた。

伸びきった足の踵部分が、ベッドのシーツに深く喰いこむようにして、大きな皺を作り上げている。


「ああっ、あ・・・・・・あ・・・・・・は・・あ・・・・・・・・・・・・・・・」


私の体がびくびくと何度も痙攣を繰り返している最中も、匠にいちゃんの動きは全然止まらなくて、私の片方の肩の上にその腕を置くと、更に深い位置にまでそれを挿し込んできた。

そして、また更に強烈な挿し込みと抜きの繰り返し。


「はあっん、ああっ、ふあ、あああ、ああああっ~~~・・・・・・・・・・・・!!!」


私は匠にいちゃんの体に掴まることも出来ないままに、その肩口に手を添えるのがやっとの状態で、ずんずんと体を揺さぶられながら、それでも声を上げる事だけは出来ていた。

そして、瞬く間に二度目の絶頂を迎えた時、私のその指先が、匠にいちゃんの肩に爪痕を残したような気がした。

がりっ・・・・・・・・って、皮膚を爪で引き裂いた感触がその爪先に残った。

でも、そのことをキチンと確認している暇なんて勿論ないままに、私は二度目の絶頂に至っていた。

再び、体が大きく反り返る。


短時間のうちに、激しく二回もその時を迎えてしまった私は、息も絶え絶えで、絶頂を迎えた後の短い呼吸を繰り返すことも出来ないままに、ボンヤリと薄らぎかけた意識の中を漂っていた。


「・・・・・・で、出る。」


二度目の絶頂を迎え、それまでに無いほどに静かになってしまった私の残る肩を匠にいちゃんの手が押さえ込んでくると、私の体の全てを包み込むようにして、それまでよりも更に、激しく体を揺さぶってくる。


「!!!!!!!!、い、いやいやいやあ~~~・・・・・・・・・・っっ!!!こ、壊れちゃう、壊れちゃうよお~~っっ、ああっ、あああああああっっっ~・・・・・・・・・」


叫んで、匠にいちゃんの胸の中で目一杯暴れ捲くっても、どうにもならなくて、彼はそのまま私の上で呻き声を発すると、ずるりっ・・・・・・・!!と、挿し込んでいた自分自身のものを一気に引き抜いていた。


「はあっ・・・・・・・はあ・・・・・・はっ・・・・・・・・・・・・・!!」


荒い呼吸を繰り返す匠にいちゃんの肩、そこに私がつけたと思われる引っ掻き傷が蚯蚓腫れとなっているのが目に入った。

その中央部からは、ほんのりと血が滲み出していた。

匠にいちゃんは、私のお腹の上に自分の中から飛び出した全てのものを溢れさせて、尚も荒い呼吸のままで俯いた状態にあった。


「・・・・・・・・・・・・・・・」


私は黙って蚯蚓腫れとなって、血の滲みかかっているそこにそっと指先で触れてみた。

ほんのりと、熱を帯びているその部分に、私はそっ、と自分の唇を添え、そこにゆったりと舌先を這わせる。


「?!」


その感触に気がついて、匠にいちゃんがそれまで俯かせた状態の顔を上げてきて、私の視線と重なった。


「ごめんね、なんか、思い切り良く引っ掻いちゃったみたい。」

「あ、いや・・・・・・・・・その、俺の方こそ、悪い。」


静かに言葉を紡ぐと、匠にいちゃんがはっとしたような表情で、顔を真っ赤にしながらその視線を逸らすと傍らに置いてあるティッシュに手を伸ばした。

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