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気まぐれ仔猫Ⅱ・2

りゅうちゃんと別れて駅に向かっている途中、その目の前で、真っ直ぐに私を見据えてくる女の子が居た。


最初、それが誰だったのか、私には分からなかった。


でも、その顔は・・・・・・・・・・・・・・





気のせいだと思っていた・・・・・と、いうよりも、気のせいだと自分に言い聞かせたかった。


だから、そのまま気付かなかったことにして歩き続けていると、大きな怒鳴り声と共にその腕を掴まれて、乱暴に体を引っ張られると、そのまま・・・・・・・・・・・


ぱんっ・・・・・・・・・・!!


って、いきなり、平手で叩かれた。


其処に居たのは、いつだったか、笠原とふたりで無人の駅に降りたあの彼女だった。


「何シカトせてんだよ!!」

ギロリと睨みつけられる。


何、シカト・・・・・・・・・って、だって、あなたとは関わり合いにはなりたくないと思ったんだもの・・・・・・・


そう思って彼女の顔を見ると、更にもう一発、平手が飛んできそうだった。

だから、それを咄嗟にかわしたら、それが面白くなかったみたいで・・・・・・・・・携帯で、誰かに連絡、してたりとか・・・・・・


うっわあ~・・・・・・・嫌な予感、逃げよう。


そう思ったのだけれど、間に合わなかった。

彼女、その近くに男友達というか、遊び仲間(?!)的な奴と一緒にいたらしくって、その腕を掴まれて、それと同時に脇腹のところにチクリと何かが当ってきた。


「!!」

私が焦ってその視線をその男に向けると、そいつは黙って首を動かし、歩くように指図してきた。

それで、尚もチクチクと私の其処を突いてくる。


私の脇腹を突くそれは、多分ナイフの先端だと思う。

流石に、この場で刺されるのは嫌。

でも、この先の展開が分かっているのに着いて行かなければならないのも嫌だった。


けれど、それを拒むことは今の状況では難しいことであるみたいだった。

不機嫌そうに携帯で通話を終えた彼女が、私の方へとその視線を向けると、嘲笑うかのような笑みをその口元に浮かべていた。


私が連れて来られたのは、誰も居ないカラオケボックスの一室だった。


「ここ、こいつの親が経営してるところなんだよね、今は殆ど客ゼロ、だけど・・・・・・・・」

私はナイフの男に体を突き飛ばされて、その中へと転がされるようにして入っていた。

その様子を見ながら、彼女が私に向かって説明をしてくる。


「へ、え・・・・・・・・あんた、中々スタイル良いのね、胸も大きいし・・・・・・・・・」

そう言いながら手を伸ばしてくると、それで私の胸を触ろうとしてきたので、背を向けて抵抗すると、直ぐにその体をあのナイフ男によって羽交い絞めにされ、彼女の方を向かされてしまう。


「あんまり抵抗すると、帰りが困るんじゃないの??この服、ボロボロにはされたくないでしょ??」

羽交い絞めにされて、突き出すような形になった私の乳房の丸味をなぞり、上着の裾を掴むと、彼女はそんな言葉を吐いてくる。


「・・・・・・・・・・・・。」

私が黙ったまま、ぎっ、て感じに目の前の彼女を睨みつけると、彼女はなんだか少し嬉しそうにして笑みを溢していた。


「へえ、この状況でも、そうやって反抗するんだ・・・泣いて、助けを求めたりとか、しないんだ・・取り乱したりとかもしないし・・・・・・・・」

彼女が何やら感心したようにして、私を見てくる。


・・・・・・・・・だって、この場合、そんなことしたって、助けて貰えないじゃない。


私が黙って彼女を見ていると、その手が再び伸びてきて、私の上着を捲くり上げていた。


「なんだ、白か・・・・・・・・。」


顔を屈めて覗き込んで、そう言った後で、私がつけているブラのカップの位置をずらしてくる。

咄嗟に反抗しようとしたけど、ダメで、私の乳房の先端が少しだけ、露になる。


「へえ~・・・・・・・・綺麗なピンク。」


その彼女の舌先が、私のその先端を舐め上げていた。


「・・・・・・・・・っく・・・・・・・」

私がその時の感触に、顔を歪めて不快を露にすると、彼女がなんだか挑戦めいた目付きで私を見てきた。


「知ってる?!こういうことって、案外男にされるよりも、女にして貰う方がそのツボを心得ているし、手つきが優しかったりするから、目一杯感じることが出来るんだってよ・・・その余裕、いつまで持つのかなあ?!」


ぺらぺらぺらとその手で私の上着の裾を弄びながら、残る彼女の手が私のその中へと滑り込んでくる。

つ・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・・・細く、しなやかな指先が、冷たいままに私のその先端に触れていた。


「まだ、硬くはなってはいないね、これから徐々に気持ち良くしてあげるから、気持ち良かったら喘ぎな、でもって腰振って、おねだりしてみな、こいつがきったねえチ○ポ、ずっぽり押し込んでくれるから、さ・・・・・・・・

なんなら、あたしがおもちゃで相手してあげようか??」


そんな言葉を吐き続ける彼女の指先は、とてもではないけれど、優しさとは程遠い刺激で私のそこに触れていた。


「・・・・・・・・・・・・っつ・・・・・・・」

「あ、ごめん、つい、興奮しちゃった、痛かった??でも、噛んだ訳じゃないから・・・・・」

そう告げながら、彼女がその唇を私のそれと重ね合わせようとしてくる。


ぎゃあ~・・・・・・・・・・・・!!と思って、必死になってそれをよけると、その唇を、私を羽交い絞めにしている男によって塞がれていた。


「ぎゃはっはっはっは、ばっかじゃねえの??」

男に無理矢理キスをされている私を見て、彼女が品の無い笑みというか、笑い声を発していた。

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