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年下の彼20

「・・・・・・っつ・・・い・・・・・・って・・・・・・・・・・な、・・なんか・・・・・・・」


そんな言葉を漏らしつつ、それまで激しく重ね合わせていた唇を離すと、彼がその表情を軽く歪めていた。





「なんか、凄くきつい・・・・・・・・い・・・って・・・・・・・・・・」

なんて言ってくる。


い、痛い??

痛い・・・・・・・の?!


男の人も??

なんで?!


そう思いながら、思わずキョトンとしてその顔を見ていると、彼がそれに気付いて軽く笑みを漏らしてきた。

その頬に汗が滲んでいる。


「なんか、奈々深の中、気持ち良いんだけど、めっちゃきつくて・・・・・・・・痛い。」

「え、ほんとに??」


思わず聞き返したりとかしっちゃったりして・・・・・・・・・


「う・・・ん・・奈々深は大丈夫?!痛く・・・ない??」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・あのさ。」

「ん?何?!」

「私、はじめてだってこと、知ってたの??」

「え、あ・・・・・・・・うん、なんとなく、そうかなって・・・・・・・・・」


ははは・・・・・・・・・・・・

少し、私の笑みが引きつっていた。


「奈々深は、やっぱりそのこと気になった??」

「っていうか、普段悠一くんと一緒に居る時はその時間が物凄く充実しているから気にならないけど、そうでない時は・・・・・・時々・・・」

「気になった??」

「うん。」

「じゃあ、結婚とかは・・・・・・・・・・・」

「それも・・まあ・・・・・・」

「そっか。」


頷いて、彼がその唇で私の頬に触れてくる。


「奈々深、実はまだ完全にはいりきっていないんだ、だから、もう少し痛みが続くと思うけど・・・」

「でも、悠一くんも痛いんでしょ??」

「・・・・・・・・・・ん~・・・・・・・・・・・なんか、奈々深の中、ほんとにきついから・・・・・・・・・」

「あ~・・・ひょっとして、進入禁止の制限がかかっているのかな?!」


って言ったら、なんだか彼が大爆笑していた。


「じゃ、俺、進入禁止区域に入り込んじゃったんで掴まっちゃうのかな??」

「誰に?!」

「ん?!・・・・・・・・・さあ??」


少しの会話の後、その唇がまた重ね合わせれると、それまでその侵入が止まっていた彼のものがずく、ずくくくく、と入り込んでくる。


「ん・・・・・・・・・・っく・・・く・・・・・・・・・・」


ずずず、ずず・・・・・・・・・・そのまま、今度は止まることなく、彼のそれが深々とその結合の度合いを深めてくる。

でも、今度はその重なり合っている唇が離れることがないままに、触れ合いを続けていた。


ず・・ず・・・・・・・・ん・・・・・・・・・・・・・・・・

その奥に、彼自身のものが到達を告げたような気がした。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

私は彼との唇の触れ合いを続けたまま彼の胸元に手のひらを置いた状態で、それを受け入れ続けていた。

その部分から伝わる痛みはあったのだけれど、それよりも、彼とこうして触れ合っていることの方が私にとっては重要であったみたい。


彼が、それの到達を確認するかのようにして、数度、その奥に、自分のそれを更に押し込んでくる。

それと同時に、嫌な痛みが体中を駆け巡っていた。


「奈々深、奥に、届いたみたい。」

「うん・・・・・・・・そうだね。」


唇を離して語りかけてきた彼は、かなり呼吸が苦しそうだった。

そんな彼の首に腕を廻して、その頬に唇を添え、唇に触れていた。

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