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気まぐれ子猫Ⅱ・22
「・・・・・・・・・・好きなようにやっておいて良いぞ、坂上。」彼が電話の相手に対してそう告げていたのは、私の腰がその刺激に反応して浮き上がり出していた時だった。
気まぐれ子猫Ⅱ・21
ぶぶぶ・・ぶ・ぶ・・・・・その時、定期的な音と共に、軽い振動が伝わってきた。
音と、振動の元となっていたのは、彼の胸ポケットにしまわれた状態になっている彼の携帯だった。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
暫くの間無言でそれを見ていた彼は、それをポケットから取り出すと、素早く私の体から離れていた。
あなたのそばに3
私って、やっぱり、柏崎のことが好きなんだな。なんでだか知らないけど、こいつと一緒にいると、冗談でもなんでもなく、胸が熱くなる。
熱いというよりも、温かくなる。
気持ちが落ち着くというか・・・・・・・・そいつのそばにいると、なんだか物凄くほっとして、素直に、ありのままの自分を表現することが出来ていた。
背伸びなど必要のない、ありのままの自分でも、そのまま、何の蟠りもなく受け入れてくれ、接してくれるそいつが、益々好きになっていた。
泡沫10
信じられないような声がその唇から洩れそうになるのを、咄嗟に止めることが出来たことに驚きを感じていた。先にその部分を刺激された時とは違う、別の感覚に、私の体が思わずそれから逃げ出しそうになっている。
「逃げんじゃねえぞ、希咲・・・・・・・・ま、どうしても・・ってんなら止めはしねえが・・・」
先輩は、ゆっくりとそんな言葉を吐き出しながら、その部分を弄んでいた唇で、私の太股をなぞり、軽く音をたてながらそこに吸いついてきた。
泡沫9
「せ、先輩、先輩・・・・・・・・・・・・・・・」時間の流れが進むと同時に、私の呼吸も荒くなってくる。
途切れ途切れの呼吸と共に、先輩を呼びつつ、彼が私の体に与え続けてくるその感覚に溜まりかねていた。
体の奥から込み上げてくる熱い感覚に、意識がだんだんと朦朧としてくるというか、体中の力が抜けてくるというか・・・・・・・・・
兎に角、今まで一度も味わったことのない感覚でいっぱいになっていた。