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カテゴリ:年下の彼 の記事一覧

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年下の彼11

「奈々深、今日、暇?!」


「えっ、うん。」


「そう、出て、これる・・・かな??俺、今奈々深のアパートの前にまで来ているんだけど・・・・・・・」



電話の向こうの彼の言葉に、思わず携帯を片手に持ったまま、部屋のドアを開け、階段の踊り場から下を覗き込んでいた。


「・・・・・・・・・・・・・。」


そこには、携帯を片手にコチラに向かって手を振る彼の姿があった。


年下の彼12

「奈々深、俺、今日は奈々深に聞いてもらいたい話があって来たんだけど・・・・・・・・」


それまで逸らしていた視線を戻した彼が、私の目をジッ、と見据えてきた。


「あのさ、俺達、付き合いだしてから結構経つよね??」

「うん・・・・・・・今年で、4年になるね。」

「うん、4年。その間に何回も何回もデートしたし、その度にいろいろと話して、それで、どんどん奈々深とは仲良くなって行って・・・・・・・で、今まで来たんだけど・・・・・・・・・・」


彼が続ける言葉を、私はただ、黙って聞いていた。

自分がついさっき爆弾発言(?!)らしきものをしたことなどは忘れてしまったかのようにして、私はその言葉に耳を傾けていた。



年下の彼13

もお~・・・・・・・・・・・・


目一杯ハイな気分になっている彼に眉を潜めながらも、どこか口元が緩みっ放し状態の私。

彼の行為を決して嫌がっているというのではないのだけれど、やっぱりなんだかくすぐったい。


そんな私の唇を、彼が後ろからすいっ・・・・・・と、塞いできた。




年下の彼14

「はあ・・・・・・・・・あ・・・・・・・・・・・」


小さく、控えめにではあるけれど、彼の弄る手の動きに合わせて、私の唇から吐息が漏れ出していた。

まだ、喘ぎには変わっていない。


その喘ぎになる前の、甘ったるいような、気だるいような・・・・・・・・

それでいて、どこか誘いをかけているかのような・・・・・・


そんな吐息が、漏れ続けていた。




年下の彼15

「奈々深・・・・・・・・・・」


後ろから彼が私の名前を口にした。


その手が、私の腰の両側をシッカリと押さえ込んでいる。




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