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カテゴリ:気まぐれ仔猫 の記事一覧

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気まぐれ子猫31

少しだけ身を起こして、彼が自分の開き加減のシャツの襟元に指を滑らせ、ある位置を指差した。


「?!」


私は、その意味が分からずに、目を丸くしながら首を捻った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

すると、そこを示していた指先が、今度は私の胸元へと伸びてくる。


気まぐれ仔猫32

「なあ、海里。」

「なあに?!」


お互いに床の上に倒れこんだ状態で体を重ね合わせ、その唇も重ね合わせていた私達。

正直言って、りゅうちゃんの服のボタンが時々体に当って、痛いけど、それでもやっぱり離れたくなかったんで、そのことには触れずにいた。


それに、りゅうちゃんにはりゅうちゃんなりの何らかの理由があったりする・・のかも知れない、し・・・・・・


気まぐれ仔猫33

待ちに待ったベッドでのエッチ。

さっき、お姫様だっこもしてもらった。


でも、でも・・・・・・・・・・・


なんか、りゅうちゃんのテンションが・・・・

明らかに、ダウン。


私から見ても、やる気がないというか、落ち着かないというか、兎に角、気持ちが伝わってこない・・みたいな。


気まぐれ子猫34

ペタ・・・・・・・・・ペタ。


大きな窓ガラスの上に突いていた私の両手に自らの手を添えて、りゅうちゃんがその位置を微妙に直してくる。


「海里、足も、もう少し大きく開いてみろ、そうだ。」


なんて、今度は足の開きにも注文を添えてくる。


「そうしたら、今度はもう少しこのまあるいお尻を突き出すようにしてみろ。」


気まぐれ仔猫35

りゅうちゃんと出会ってから、もう、3年の月日が過ぎていた。

彼は私に対して、その後の私の体の状態とか、精神的な面において、色々と気遣ってくれていた。


そんなりゅちゃんと改めて二度目のキスをしたのは、私の高校入学が決まって、卒業式を終えたばかりの、ある寒い日だった。



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