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カテゴリ:気まぐれ仔猫 の記事一覧

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気まぐれ仔猫11

不意に、背後から、名前を呼ばれた。

でも、その声に覚えは無くて、からかうような、嘲るような、嫌な声。


だけど、私は、名前を呼ばれた事によって、反射的に声のした方向へと振り返ってしまった。


そこに居たのは、見知らぬ男たち。

気まぐれ仔猫12


眩暈が、した。


あの時のことを思い出すと・・・・・・・・・・




だけど・・・・・




気まぐれ仔猫13

・・・・・・・・・・・・っ!!!


過去の忌まわしい出来事。

そして、突然目の前に現れた新たな男。


様々な出来事が、私の中で激しくぶつかり合っては交互に絡み合い、消えていく。



私は、どのくらいの間、そうしていたのだろう?!



気まぐれ仔猫14

声に、ならなかった。


身を貫くような強い衝撃に、私は目の前の彼の服にしがみ付くのが精一杯だった。




「おいおい、皺にはするなよ♪♪」



ひとり言でも呟くかのように言葉を吐き捨てた彼が、再びその身を少し離した。


気まぐれ仔猫15

「海里~・・・・・・・・・・・・お前の声、可愛いな。」


言いながら、りゅうちゃんが私の唇を塞ぎにかかる。


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