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くされ縁
「よ、鈴葉、何朝から立ち食いで天ソバ食べてんだよ。」立ち食いソバ店で天ソバの海老天を口に頬張っていると、幼馴染のくされ縁・・・・・・でもって今彼の翔太が声を掛けてきた。
「いいじゃん、ちゃんと食べる時間考えて家出てるんだから。」
口に咥えていた海老天をひと口食べてから彼に答えると、ちょっと不機嫌そうにしてお箸の先でおソバを掴み上げる。
・・・・・・・・・・・で、それを横から手を出してきた翔太が引っ張って、自分の口の中にズルズル。
一気に自分の胃の中へ納めちゃったりして・・・・・・・・
「ちょ、ヤダ、翔太、何食べてんのよ、私のおソバ。」
「・・・・・・・・・いいじゃん、少しくらい、口寂しいいんだからさ・・・・・」
なんて言うと、彼が何の予告もなしに、その唇を私の耳元にまで持って来ようとしていた。
だから、「口くらい拭いてからにしなよ」って言って彼に向かってハンカチを差し出す。
彼のその口元に、うっすらとイタズラっぽい笑みが浮かんでいたことを、私は見逃してはいなかった。
「だってさ、鈴葉の唇見てたらキスしたくなっちゃったんだもん、ここでキスされるよりは良いだろ?!」
渡されたハンカチで口元を拭いてから、奴がそんなことを耳打ちしてくる。
って、あんた、どこをどうすればそうなるのよ!!
そんな感じに奴に睨みを効かせてやった・・・・・・・・つもり。
でも、そんなの、当の本人には全く通用していないのは充分心得ております。
だけど、言うだけのことは言っておく・・・・・・・・のです。
「今日、俺の家に来いよ、誰もいないんだ。」
奴はそんなことを再び耳打ちすると、そのまま私の反応を確認することも無く、その場を去っていた。
もう、本当に勝手なんだから・・・・・・・・・・!!
でも、翔太の家にふたりっきりっていうのも嬉しいし。
おソバを口に含んだまま、あらぬ想像・・・・・・と、いうよりは、卑猥な妄想をしてしまって、ひとり、その頬を朱色に染めている自分がそこにはいた。
彼の家に着いて、私がその玄関のチャイムを鳴らすよりも先に、翔太がそのドアを開けていた。
「何畏まっているんだよ、誰もいないんだから遠慮なく入って来いよ。」
「何言ってるの、そうもいかないでしょ??」
「まあな、そうかも、な。」
なんて言いながら先を歩く翔太の後に続く。
「鈴葉、何飲む??アルコールは?!」
「ん、軽いのなら・・・・・・・」
「そうか葡萄のがあるからそれで良いか??」
「あ、それなら飲める、ありがと♪♪」
冷蔵庫を覗き込んで缶を取り出した彼の隣にまで歩み寄って、ニッコリ微笑むと、奴ってば、そのまま微笑み返し。
で、そのまま引き寄せられて、キス。
たっぷりとお互いの舌先を絡めあっていた。
そうしながら、開いたままの冷蔵庫の扉を閉じると、それを背にした格好で身を押し付けられ、丸で弄るかのようにして、キスを繰り返される。
組み合わせるかのようにして、触れ合っていた手の平がそのまま私の肩よりも高い位置にまで持ち上げられた格好になっている。
「ん、ん・・・・・・・・・・・」
いつも以上に激しいキスに、私は少し戸惑いを感じていた。
別に、初めてのキスでもなければ、彼とはHも既に何回かしている。
けど、その日の彼はなんだかいつもよりも強引というか・・・・・・・・・・・なんか、ちょっと違う。
そんな気がした。
「鈴葉。」
唇を離すと、なんと、奴ったら、私の服をさっさと脱がしに掛かっていたりした。
ちょ、ちょ、ちょっと待って、ちょっと、待ってよ、いくらなんでもそれは・・・・・・・・・
なんて、抵抗している間もないうちに、上着の全てを脱がされてしまう。
上は、ブラだけ。
その状態で、またもキス。
ほんと、どうしたの??
ってくらいに強引というか、その・・・・・・・・・何?!みたいな。
キスをしながらブラの上から両方の乳房をもみもみするのもいつもの事だけれど、なんか、ちょっと・・その、痛いくらいに激しく揉まれる。
「・・・・・・・っ!!」
思わず、苦痛で顔が歪んでしまう。
でも、奴、翔太はそのことに気が付いていないみたい。
それでもって、やっぱりそのままキスの嵐。
だから、一体どうしたの??
そんな私の心配を他所に、彼は私のスカートの裾からその手を滑り込ませ、太腿を撫でてきた。