2ntブログ

カテゴリ:気まぐれ仔猫Ⅱ の記事一覧

≪新しい記事一覧へ | |

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

気まぐれ子猫Ⅱ・21

ぶぶぶ・・ぶ・ぶ・・・・・


その時、定期的な音と共に、軽い振動が伝わってきた。

音と、振動の元となっていたのは、彼の胸ポケットにしまわれた状態になっている彼の携帯だった。



「・・・・・・・・・・・・・・・。」

暫くの間無言でそれを見ていた彼は、それをポケットから取り出すと、素早く私の体から離れていた。







気まぐれ子猫Ⅱ・22

「・・・・・・・・・・好きなようにやっておいて良いぞ、坂上。」


彼が電話の相手に対してそう告げていたのは、私の腰がその刺激に反応して浮き上がり出していた時だった。







気まぐれ仔猫Ⅱ・23

彼は、そんな私の顔を本当に満足そうな笑みをその口元に浮かべたまま、見ていた。



私は、そんな時に見せる彼のその表情が好きだった。









気まぐれ仔猫Ⅱ・24

「海里、お前、たまには他の奴と戯れてえって、思うことはねえか?」


「?!」



彼が、その唇を私の肌の上でゆったりと滑らせながら、不意にそんなことを言ってきた。

私は思いもよらない彼のその言葉に、思わず目を見開くと彼の事を見下ろしていた。





«  | HOME |  »

cork_board template Designed by ARCSIN WEB TEMPLATES Customized by WEB Memorandum