カテゴリ:気まぐれ仔猫Ⅱ の記事一覧
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気まぐれ子猫Ⅱ・21
ぶぶぶ・・ぶ・ぶ・・・・・その時、定期的な音と共に、軽い振動が伝わってきた。
音と、振動の元となっていたのは、彼の胸ポケットにしまわれた状態になっている彼の携帯だった。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
暫くの間無言でそれを見ていた彼は、それをポケットから取り出すと、素早く私の体から離れていた。
気まぐれ子猫Ⅱ・22
「・・・・・・・・・・好きなようにやっておいて良いぞ、坂上。」彼が電話の相手に対してそう告げていたのは、私の腰がその刺激に反応して浮き上がり出していた時だった。
気まぐれ仔猫Ⅱ・23
彼は、そんな私の顔を本当に満足そうな笑みをその口元に浮かべたまま、見ていた。私は、そんな時に見せる彼のその表情が好きだった。
気まぐれ仔猫Ⅱ・24
「海里、お前、たまには他の奴と戯れてえって、思うことはねえか?」「?!」
彼が、その唇を私の肌の上でゆったりと滑らせながら、不意にそんなことを言ってきた。
私は思いもよらない彼のその言葉に、思わず目を見開くと彼の事を見下ろしていた。