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カテゴリ:気まぐれ仔猫Ⅱ の記事一覧

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気まぐれ仔猫Ⅱ・11

夢を・・・・・・・・見ていた。




気まぐれ仔猫Ⅱ・12

・・・・・・・・・・・・随分と、濡れてきているじゃねえか。


彼がその部分の液体をその指先で拭い取りながら、満足そうにして笑みを漏らしていた。



「今すぐにでも、俺の本体をいれられそうだが・・・・・・・」


くにくに、こねこねとその部分を指先で弄びながら、彼が言葉を続けてくる。




気まぐれ仔猫Ⅱ・13

彼のその指元を見てみると、そこには長年それをはめ続けていたことを物語るようにして、うっすらと指輪の痕が残っていた。







気まぐれ仔猫Ⅱ・14

私の顔を見て、大笑いをした彼。


暫くの間は、彼的にははまるところがあったみたいで、ひとり、大爆笑を続けていた。

私の顔、そんなにおもしろかった??


ちょっと呆気に取られたけれど、お陰でおかしな緊張感からは開放されることが出来ていた。


大爆笑中だった彼も、ひと呼吸ほどおくと直ぐにいつもの表情に戻っていて、急に何事もなかったかのようにしてタバコを吸い直していた。


切り替え、早い。


そんな彼に少し呆気となっている私を横に、彼はそのまま黙ってタバコを吸い続けていた。





気まぐれ仔猫Ⅱ・15

白い砂浜。

打ち寄せる小波。



だけど・・・・・・・・・・・・

現実は、夢物語のようには動いてはくれなかった。




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