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カテゴリ:泡沫 の記事一覧

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泡沫6

布団の中で、ふたりその身に何も纏うことも無くそれを重ねれば、確かに私の体がその感触を覚えていた。


頭の中に、そのことの記憶は残っていなかったのは確か。



けれど、その時に味わった感触を、私の肌はシッカリと記憶し、覚えこんでいた。




泡沫7

「・・・・・・・・・ここまでしてるってえのに、お前のここ、反応悪いんだよな、流石に昨夜と違って意識がある分、喘ぎの声聞こえるだけ「マシ」かも知れねえが・・・・・・・・それでも、難ありな反応・・だぞ。」




・・・・・・・・難、あり?!




先輩の言葉に思わずその声を止めて、その顔を見上げてみると、彼はいつの間にかその身を起していて、私のその部分にその長い指先でその「難あり」な場所に軽く触れているようだった。




泡沫8

「先輩・・・・・・・・・・・・・私が嫌だって言ったらどうするつもりなんですか?!」

「言わねえ事を前提に言っている。」

「嫌です。」








泡沫9

「せ、先輩、先輩・・・・・・・・・・・・・・・」


時間の流れが進むと同時に、私の呼吸も荒くなってくる。

途切れ途切れの呼吸と共に、先輩を呼びつつ、彼が私の体に与え続けてくるその感覚に溜まりかねていた。


体の奥から込み上げてくる熱い感覚に、意識がだんだんと朦朧としてくるというか、体中の力が抜けてくるというか・・・・・・・・・


兎に角、今まで一度も味わったことのない感覚でいっぱいになっていた。





泡沫10

信じられないような声がその唇から洩れそうになるのを、咄嗟に止めることが出来たことに驚きを感じていた。


先にその部分を刺激された時とは違う、別の感覚に、私の体が思わずそれから逃げ出しそうになっている。



「逃げんじゃねえぞ、希咲・・・・・・・・ま、どうしても・・ってんなら止めはしねえが・・・」

先輩は、ゆっくりとそんな言葉を吐き出しながら、その部分を弄んでいた唇で、私の太股をなぞり、軽く音をたてながらそこに吸いついてきた。





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